ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

銀婚式はフィジーで:記念日旅行顛末記 その4 ~Navini Island Resort~

突然、フィジー旅行記に戻ります。

 

 

Maui Palms Hotelをチェックアウトした後は

またゼインの運転する車で空港まで送ってもらい

 

 

空港のカフェで一休みしてから

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164046j:plain

 

 

今度はNavini Island Resortの従業員である

ヘンリーという無口なドライバーの車でナンディ近くのマリーナまで。

(実はヘンリーは無口だったわけではなく、待ち合わせに遅れたわたしたちに

腹を立てていただけらしいことが後になって判明しましたが)

 

 

マリーナからNavini Island Resortの船で約30分

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164040j:plain

 

 

Navini Islandに到着です。

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164053j:plain

 

 

徒歩でも20分もあればぐるっと1周できてしまうこの小さな島は

フィジーのチーフ(王さま)が所有する島ですが

オーストラリア人の家族がチーフから借り受けてリゾート開発したものだそうです。

 

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164059j:plain

 

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164034j:plain

 

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164346j:plain

 

 

島にはブレが10棟と、スタッフの寝起きする棟、キッチンとダイニング

ベッドメイキングは毎日やってくれますが、

島には洗濯の設備がなく、客室のリネン類やタオルなどは

すべて本島まで運んで処理しているようです。

 

 

わたしたちがマリーナから乗ってきた船は

宿泊客を運ぶだけでなく、こうした洗濯物や島での食料などを

運ぶためのものでもあるんですね。

 

 

そのため、

宿泊料金は本島のホテルとは比べ物にならないくらい高額ですが

10組の宿泊客とスタッフしかいない小さな島のプライベート感ははんぱなく

部屋にはテレビもなく、Wi-Fiもダイニングエリアまでいかなければつながらない

というシチュエーションでは

 

 

海で遊ぶか、海を眺めてボンヤリするか、の選択しかありません。

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164613j:plain

 

 

もちろんわたしは海の風にふかれて思う存分読書ができると

こうした隔離感を楽しみにしていたのですが

 

 

家から持って行った本は、結局1冊読み終わるのがやっと、

「疲れた……」と思わず言ってしまいそうなリゾート体験となりました。

 

 

JBが望む方向と、わたしが望む方向が

まったく逆を行くものであることが原因ですが

そのことをJBが認識していないのも大きな要因ではあります。

 

 

旅の終盤、精神的に疲れ切ったわたしが思わずぶちまけた思いに

JBが仰天したような表情を見せたときには

 

 

やっぱり、この旅はやめておくべきだったのか

わたしの希望をJBがちゃんと理解してるかどうか

確認しておかなかったわたしがいけなかったのか

と、申し訳ないような気持になりました。

 

 

が、

Navini Islandで経験した海の美しさは

恐らく一生忘れることがないだろうと思います。

 

 

    f:id:sneezycat:20171208164327j:plain

 

 

それに

JBはああいう病気だから

あのときのことは、もう、かけらも覚えていないだろうな。