ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

フィジョアのアポロくん

 
 


我が家の庭には花が咲く木や食べられる実がなる木がなくてつまらないと、以前から思っていました。そこで先日ガーデンセンターに行ったときに下の娘と相談してフィジョア(feijoa)の苗木も1本買ってきました。
 







 フィジョアは4月ごろに卵形をした緑色の実がなります。キーウィフルーツのように二つに割ってスプーンで果肉をすくって食べますが、甘酸っぱい、とてもいい香りがします。次女の大好物。







 フィジョアにもいろいろな種類があり、どれを買っていいのか分からなかったので、ガーデンセンターのスタッフに相談すると、その中年の女性スタッフは「フィジョアね、あたしのうちでもこの間植えたのよ。このくらいの(と両手を広げ)ところに4本。ヘッジ(垣根のようなもの)にしようと思ってね。そのうちに枝が広がって、おいしい実は食べられるし、隣の家との境はできるし、一石二鳥よね」と、訊きもしないのにいろいろとしゃべってくれました。
 そのスタッフが言った「このくらい」という距離がとても少しだったので、そんな狭いところに4本も植えてしまって大丈夫なのだろうか、と思っていると
          「フィジョアはタフよ」。
ということは、あまり熱心に世話をしなくても大丈夫だということ? 実がなるまでにはどのくらいの時間が必要?ときくと「self-fertileなら1年、そうでなければ2年」との答え。フィジョアは同じ木に咲いた花同士では受粉しないので、実がなるには2本の木が必要と友人に聞いていたのですが、self-fertile、つまり1本の木でも受粉する種類があったということですね。「じゃあ、今日self-fertileのフィジョアを植えたら来年のイースターには実が食べられるんだ」と(ちょっと楽観的過ぎるよねぇ、と自分でも思いながら)言ったら
         「Yes!」
ということで、self-fertile種でお勧めのApolloという種類の苗木を買ってきてさっそく植えました。
 放っておいても大丈夫そうだし、すぐに実がなるらしいし、フィジョアってぐうたらな私たち家族にぴったりではありませんか。


       
      次女が「アポロくん」と名前をつけました。