今日のお花 第三応用傾真型
今日のお稽古も基本花型で攻めてみました。第三応用の傾真型です。
第三応用のポイントは正面の控。中央の控の枝を中心に真と副が左右に開き、三方向から鑑賞される形になることから「三方正面の花型」とも呼ばれます。
一盃目は投げ入れ。
花材
- ピットスポーマム
- ゆり(ピンク)
ゆりの枝、開ききっていない半開きのつぼみが控です。上を向いている花(きれいに開いてます)は従枝です。控に使う花は、開ききってしまったものではなく、これから咲くぞ!というエネルギーを内に秘めた(?)半開きのつぼみを持ってくること。
真と副に使ったピットスポーマムが繊細な感じで少し弱いので、従枝にはゆりをあまり使いません。主枝に比べて従枝が強くなりすぎてしまうので。主枝と従枝のバランスが大事。
二盃目は同じ第三応用傾真型を盛花で。
花材
- リューカデンドロン
- カーネーション
- ピットスポーマム
一盃目で主枝に使ったピットスポーマムの残りを従枝に使い、ピンクのカーネーションといっしょにフワフワっと活けた……つもりなんだけど、柔らかい感じが出てますか?
ところでこのピットスポーマム、ヘッジ(垣根)によく使われる木で、今日のこの枝も実は我が家のヘッジの一部をJBに無断で切っちゃったものであります。