ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

ショウガノチカラ

 頑固な肩こりを解消すべく、水曜日に久しぶりに泳ぎに行きました。45分間かけてプールを5往復、約300メートル(トホホ)ほどを泳いできました。なんとなく肩こりも良くなった気分、運動した気分、だったのですが、午後になってくしゃみと鼻水の嵐。わずか45分間とは言え、室内プールとは言え、温泉に漬かっていたわけではないので身体が冷えたのかも? 
 その夜はガスストーブの前に陣取って、身体の裏表(?)をよ〜く温めたせいか翌朝はくしゃみも鼻水も治まっていましたが、今度は胃がシクシクと。ひどい痛みでもなかったのでそのうちに治るだろうと思っていたのですが、金曜日になってもシクシクは続き、夕方になって夕飯の準備にかかろうかというころにはかなりひどい痛みに。こりゃちょっとヤバイかも、というほどになってきました。その時ふと気づいたのが両足先の冷たさ。私は冬場はシープスキンのブーツ型スリッパを室内で履いていて、おかげで足先が冷たいと感じることはほとんどなかったのに。そうか、胃の痛みは足先の冷えのせいかも、と思ったときに頭にパッと浮んだのが「生姜」の文字。
 生姜って身体を温めるっていうよね、紅茶に生姜を入れるのが日本で流行っていると聞いたような……、と日本の雑誌をあちこち探してたら、ありました「ジンジャーミルクティー」。
           

 ミルクティーにすりおろした生姜とハチミツを入れて、とあります。ミルクティーは好きだけど生姜を入れておいしいの? ついでに言えばハチミツもあまり好きじゃない。マグカップに作って飲んでみましたが……。う〜ん……。薬だと思って飲む分にはそんなに悪くないかな……。

 
でも、しばらく待ってみるとなんとなく足先がホカホカとしてきて胃の痛みも少し和らいだ感じ。なんとか夕食時を乗り切ることができました。
 夜になって観たNHKの「ためしてガッテン」のテーマは偶然にも「生姜」。ところが生の生姜は解熱作用があって、身体を温める効果はないというではありませんか。生姜を食べると手足の先が暖かくなるというのは本当のようですが、身体の内部の体温は下がってしまうのだとか。胃の痛みが治まったように感じたのは
        ただの気のせい?
 身体を温めるのなら生姜は加熱したほうがいいらしく、もっといいのは漢方薬にも使われている乾燥生姜なんだそうな。電子レンジで簡単に乾燥生姜を作る方法も紹介されていました。
 実は私、こういうの、大好き。

        

 今朝も寝坊したせいか胃がすっきりせず、朝ごはんなんか食べたくない、という気分だったので、さっそく電子レンジで生姜をチンし、乾燥生姜入り紅茶にトライ。今度は牛乳もハチミツも入れずにストレートで。
   いや、なんかすっきりとしたいいお味。
 これならいけそう、な感じです。
 「身体を冷やす」とか「温める」とかが気になったのでネットで調べてみたら、日本から持ってきて大事に大事に飲んでいる「貴重品」の緑茶。身体を冷やす飲みモノなんだって。でも「緑茶は身体を冷やし番茶は温める」なんてとんでもないことを書いてあるサイトもあって(番茶も緑茶の一種じゃないの?)、なんだかねぇ、という気分。
 もともと私は冷え症ではないし、乾燥生姜入りの紅茶も美味しいから飲むというのでいいんじゃない? という気持ちです。乾燥生姜で作ったスープ、結構いけます。