ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

 嫌われ者

 日本の知り合いから私宛にハガキが来ました。
 彼女がオークランドにいた頃に補習校を通じて知り合った人で、2年前に御主人の転勤に伴って上海に引っ越していきましたが、この6月に11年ぶりに日本に帰国したという報告でした。
 懐かしい人からの手紙に「うれし〜っ!」と感激したのですが、そのハガキ、なんとも無残な姿で郵便受けに入っていました。
          
 
             犯人は
             カタツムリ 
 カタツムリのエサが紙とはびっくりですが、毎年冬になると郵便受けの中の手紙やらチラシやらが被害を受けます。冬は寒いのでカタツムリたちは郵便受けの中で寝泊りしているのかしらね?
 被害に遭うのは郵便物ばかりではありません。去年は大事にしていた水仙とパンジーの花びらがすべてカタツムリに食われてしまい、悔しい思いをしまいた。今年はかなり早い時期からカタツムリ用の殺虫剤(と言うのか、カタツムリでも?)を撒いて備えているせいか、今のところは花の被害はなし。それもあって郵便受けのほうはちょっと油断していたかも。長女に「郵便受けの中にもカタツムリよけの薬、入れとけば?」と言われて、かなり真剣に検討中。
 ヘビも毒グモもいないニュージーランドで、みんなに嫌われているのがこのカタツムリと蟻。ニュージーランドの人はカタツムリを見つけるとつまみあげてポイと投げ捨て、足で
             ぐちゃっ
と踏みつぶしてしまいます。私にはできないわ、と思っていましたが、大事なハガキまで被害に遭ったとなっては「今度見つけたらただじゃおかないよ〜」と、ちょっと残酷な気分にもなっております。