娘たちの日本文化
Taste of Japanというイベントに行ってきました。次女と長女もいっしょです。
毎年この時期に行われるこのイベントはNew Zealand-Japan Societyという、日本や日本語に興味のあるニュージーランドの青年やワーキングホリデーでやってきた日本人たちなどの比較的若い人たちで組織されている団体が主催しています。
イベントのタイトルから分かるように、ニュージーランドの人たちに日本や日本文化を紹介しようというのがこのイベントの趣旨で、きょうも日本舞踊や尺八、和太鼓の演奏、剣道や居合道のデモンストレーションなど、「文化」を前面に押し出したプログラム。
プログラムの合間には日本語ペラペラのキーウィのお姉さんが、ひな祭り、端午の節句、七夕などの日本の「伝統行事」の説明をしていきます。
でも、そういったものにある程度の「免疫」ができている我が家の娘たちはステージの「日本文化」にはほとんど興味を示さず。彼女たちの目的はただひとつ
日本の食べ物
日本人会主催のジャパンデイほどではありませんが、会場外には屋台が並んで焼きそばやたこ焼き、大判焼きなどを売っていて、ちょっとしたお祭り気分。私も久しぶりに大福とどら焼きを食べ、日本食材店のブースで特別価格のおしょうゆと麦茶パックを買って満足。
焼きそばとカレーパンと和菓子のお昼ごはんが済んでしまうと、これでもう「目的達成」とばかりに、ステージで続けられている「日本文化の紹介」には目もくれずに会場を後にしてしまいました。
娘たちにとっては日本文化とは日本のおいしい食べ物のことかな?
でも、彼女たちにとって七夕もひな祭りも、いつも身近にあるもの、特別ではないものであってほしいと、「日本文化」のてんこ盛りに少し辟易しながら感じたのでした。