ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

RED

 毎週木曜日のお散歩仲間と4人で映画を観てきました。


 ブルース・ウィリスの『RED』です。

      
      ふ・ふ・ふ



      おもしろかったよ〜


 ブルース・ウィリスといえば『ダイ・ハード』。もちろん、『ダイ・ハード』も嫌いじゃないけど、実は私は『ダイ・ハード』を観て主役のブルース・ウィリスじゃなくて、敵役(ものすごく嫌な悪いヤツ)を演じたアラン・リックマン(『ハリー・ポッター』のスネイプ先生)が好きになっちゃったのね。あの声、好きです。


 ブルース・ウィリスは『ダイ・ハード』より前、「歌のうまいコメディアン」と呼ばれていた(小林克也さんがそう言ってた)頃のテレビドラマ『こちらブルームーン探偵社(Moonlighting)』時代から好きでしたよ。



 さて、『RED』です。


 なんでタイトルが「赤」なの? と思っていたら


 Retired Extremely Dangerousの略なんだそうで。「超危険な引退人」?


 リタイヤして静かな生活を送っていた元CIAのエージェントが突然命を狙われて、かつての仲間たち(全員リタイヤ組)といっしょにその理由を探る、というストーリー。


     まぁー、ドンドン、パチパチ、派手ですこと。


 だけど、ブルース・ウィリスやモーガン・フリーマンや、とにかく「若くない人たち」が「Old man」とか「Grandpa」とか呼ばれてバカにされながら、その若い人たち相手にドンパチやって、負けてないところがいいよね。


 この映画でもヘレン・ミレンがかっこよかった。『The Last Station』のトルストイ夫人も凛として美しかったけど、この映画でもマシンガン(かな? 火器の種類なんかは私にはまったく分かりません)をガンガンぶっ放しちゃったりして、それがまた絵になってて。


 いいですねぇ、ああいうお年寄りになりたい(マシンガンを撃ちたいという意味ではなく)。


 主人公たちの敵役だった若い現役CIAエージェントが最後の土壇場で味方につくというのは……


 まぁ、ああなったら、こういう展開しかないでしょう、という感じではありましたが、でもそうでなかったら、「おもしろかったぁ」と言いながら映画館を出ることはできなかったでしょうねぇ、やっぱり。

 
 高齢者が大活躍の映画、こんなに楽しかったのは、私たちがもはや「若くない」ということなのでしょうが、ま、それはそれでいいでしょう。


        だっておもしろかったもん。