君が代考
毎年12月の初めに天皇陛下の誕生日をお祝いするレセプションが日本国総領事公邸で開催されます。
数年前から日本人会のお手伝いをしている関係で、私もここ数年、このレセプションにお招きをいただいております。
オークランドの日本人コミュニティに貢献している日本人や、日本とニュージーランドの交流に尽力しているニュージーランド人や、さまざまなオークランド人が、総領事公邸の中庭に集まります。
今回、このパーティの様子の写真を、とも思ったのですが、こういう場でカメラを持ち出すのは失礼かな、と思ってやめました。でも、今日の会場で記念撮影をしている方もあったので、来年はバシバシと写真を撮ってこようと思います(来年も招待されたら、の話ですが)。というわけで、今日は写真なしの日記です。
オークランドの日本人コミュニティはさほど大きくありませんから、パーティの日本人招待客のほとんどは顔見知り。名前は知らなくてもどこかで見かけたことがある、という人たちばかり。
なので、緊張感はまるでなく、おいしいパーティフードを遠慮なくいただき、知り合いとワイワイと話がはずむ、天皇の誕生日とはあまり関係のない(申し訳ないことですが)、でも楽しいパーティです。
パーティの冒頭に石田総領事と来賓のスピーチがあり、それに続いてニュージーランドと日本の国歌を斉唱します。
ニュージーランドの国歌は「God Defend New Zealand」という題名で歌詞はマオリ語バージョンと英語バージョンがあり、ふつうは最初にマオリ語で、次に英語で歌います。マオリ語は意味が分からないのですが、内容は多分英語と同じだろうと思います。マオリ語の時より英語の時のほうが、歌っている人の数が多いように思うのは気のせいでしょうか?
ニュージーランド国歌に続いて君が代斉唱です。
パーティの受け付けでニュージーランド国歌と君が代の歌詞が印刷されたカードをいただくのですが、君が代の時は歌詞カードは必要ありません(当たり前の話ですが)。
き〜み〜が〜よ〜はぁ〜
と歌いながら、あたし、いつの間に君が代をこんなに大きな声で歌うようになったのかしら、と思います。
日本にいた頃は君が代を歌うのは学校の卒業式くらいのもの。その時もあまり気が入らずボソボソと歌っていた気がするのに。
学校でしか歌わなかった君が代。
今、外国にいて、君が代を歌う機会は日本にいた頃より多い。
なんか、不思議なものですねぇ。