ガリバー旅行記
娘たちと一緒にジャック・ブラックの『ガリバー旅行記(Gulliver's Travels)』を観てきました。
実を言うと、ジャック・ブラックは少し苦手。
あのギャグがね……私にはちょっとついていけない。
娘たちは大好きなんだけれど。
でも、今回の映画にはビリー・コノリーやキャサリン・テートといったイギリスのコメディアンもたくさん出るし、スウィフトの原作も実はちゃんと読んだことがないから、映画を見たら少しは勉強になるかな、なんて。
勉強になったかどうかは別として……
楽しい映画でした。
のっけからパンツを半分ずりおろされて半ケツになったり、おしっこで火事を消したりのジャック・ブラックギャグ満載。
でもおしっこで火事を消すのは原作通りらしい。
スウィフトの原作は当時(18世紀)のイギリス社会を風刺したものだったそう。
この映画では 新聞社でスタッフに郵便物を届けるメールボーイを5年もやっていて、しかも入社したての新人に先に昇進されてしまう、好きな女の子をデートに誘うこともできない、困るとその場しのぎの嘘八百を並べて逃げる、というダメなガリバー君が、迷い込んだ小人の国リリパット王国で本当の自分を見い出す、というお話。
リリパット国王役のビリー・コノリーも王妃役のキャサリン・テートもとっても上手な俳優さんなのに、ジャック・ブラックのギャグとうまくかみ合っていなかったみたいな感じで、そこがちょっと残念。アメリカのコメディとイギリスのコメディってホントに違うもんねぇ。
しかし、映画を観ていて椅子から転げ落ちそうになるほど笑ったのっていうのは、初めて。いやいや、やっぱりジャック・ブラックはすごい。