ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

この木なんの木?

 今日は日本語補習校で漢字検定の試験がありました。



 希望者のみの受験で、我が家の娘達はできれば受けたくないと思っているようですが、母親の独断で毎年無理やり受験させています。



 ニュージーランドの学校は休みの間に宿題がいっさい出ません。ふだんのターム(学期)の変わり目の休みはそれでもいいのですが、6週間もある夏休みに何の勉強もせずに毎日ダラダラ遊んでいられては私の気分がよくない。



 そこで、ちょうど夏休みの終わりころに毎年実施される漢字検定に、子供たちの意向をまったく無視して申し込みをし、クリスマス気分が抜けた1月初めから約1ヵ月間、漢字検定の試験勉強をさせます。



 今年は、いやいやながら勉強を始めた子供たちもなんとなく気分が乗ってきたかな? というころに急に私が日本に行くことになってしまい、漢字の勉強も頓挫。



 こちらに戻ってきてからも、私もなんとなく「もー、いいか?」みたいな気分になってしまって、結局受験勉強は尻切れトンボに終わってしまいました。



 そんな状況で受けた検定なので、ふたりとも合格していたらめっけもの、みたいな感じです。



              まぁ、いいか?



 ところで。


              補習校にあるこの木。

         


 この木の下で子供たちがキャッチボールをしたりボールをけったり、時にはこの木に登ったりする、みんなに人気の木なのですが、何の木なのか、特に気にせずにいました。


          この木、夏に大きな緑の実をつけます。

         


 次女が「何の実かなぁ」とこの実を拾ってきたのが、ちょうど去年の今頃。


 私も「何だろうねぇ」と言っていたのですが。


 秋になって、それが判明しました。



             く る み



 外側の緑の部分は柔らかい果肉で、それを取り除くと出てくる種が、殻に入ったおなじみのクルミ。



 それを割って中の部分を食べる、というわけですね。



 去年は次女がいくつか拾ってきたクルミの実を干してみました。

      
 
 この後オーブンで軽くローストして食べたらすっごく美味しかった。



 今年はもっと食べたいなぁ、と今から虎視眈々とクルミの実が熟すのを待っています。


 でも、補習校は市内のカレッジの敷地を借りているので、このクルミの木も実はこのカレッジの所有物。


 去年も、カレッジの職員らしき男性がゴム製の柔らかい棒でクルミの木を叩いて実を落していました。次女が持ってきたのは、その男性の目をぬすんで拾ってきた分。


 次女は、今年はあのおじさんより先にクルミの実を落して持ってくるんだ、とはりきっていますが、娘よ、そううまくはいくかな?