ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

最後に愛は勝つ

 クライストチャーチの大地震から6日目。


 犠牲者の数は日増しに増えています。


 ニュージーランドでは1931年にネイピアという町で大きな地震があり、その時の犠牲者数は300名近かったようなのですが、


 今回の地震の被害者はそれを上回りそうです。


 今も消息不明の人が200人近くあり、そのほとんどは日本人を含む外国人なのだそうです。


 昨日発売の新聞 Weekend Herald(全国紙Heraldの週末版)も地震の記事でいっぱい。


     

 これは一面の記事で、富山の留学生たちも閉じ込められているCTVビルの瓦礫の下から、留学生の女の子が地震発生直後に「助けて!」というテキストメッセージを両親に送っていた、というもの。


 両親がこの日の夕方に娘に電話をしたときには「留守にしています」のメッセージが流れるだけで、連絡が取れなくなってしまったそうです。


 他にも同じようなたくさんの悲劇が起こっているのでしょう。


 「お気の毒に」というほかは言葉が見つからないのだけれど……



 無事に生き延びられた人たちにもこれからの大変な生活が待っています。



当然ですが
 クライストチャーチを救おう、という動きはもうとっくに始まっています。



        

 これはお得クーポンを日替わりで販売しているサイトでやっている募金。


 アングリカンチャーチ(英国国教会)が中心となってレンガ1個を10ドルで買って寄付してください、と呼びかけています。


 このレンガを半壊してしまった大聖堂の復旧に使うというものですが、もちろん、集まったお金はまずクライストチャーチの人々の生活のために充てられます。


 その後にもしも資金が余ったら建物の復旧に回しましょうという趣旨。


 すでにたくさんの人が購入しているみたいです。



 こちらは赤十字と連携したスーパーマーケットチェーンの広告。

       


 私も金曜日に買い物に行ったら「募金をお願いできますか?」とレジで訊かれたので、支払金額を切りのいい額にしてもらい、差額を募金にしました。


 差額ですから大した金額ではありません。


 なので係りの人から「Thank you, Ma'am」なんて丁寧にお礼を言われてなんか恥ずかしかったりして。


 金額が少ないからと恥ずかしがるなんて、あたしって日本人!


 金額の多い少ないではありません。


 みんなで頑張ろう、という気持ちがあれば、それでいいんですよね。



 そうだ、

         必ず最後に愛は勝つ!! 

  
         のだ。