ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

お茶会 IN  オークランド

 わたしの生け花の先生は時々自宅でお茶会を開きます。



     先生のお宅には炉を切った和室があるんですよ!

       



 先生はお茶の教授の免許は持っていないのですが、わたしのお花仲間を始めとして周辺にはお茶を習っていた、習っている、という人が何人かいるので、年に何回か、流派に関係なくそういう人たちを集めて、先生曰く「ちょっとお茶で遊ぶ」会を開くのです。




 わたしは茶道の経験は全くなく生け花一筋(?)でやってきましたが、JBの妹のクリスティンは日本にいた頃に宗徧流という流派のお茶を習っていました。



 ふとしたことからそれが先生に伝わり、ぜひ一度お点前を拝見させていただきたい、とお茶会にご招待をいただき、今日は生け花のおけいこではなくお茶会で先生のお宅にお邪魔してきました(わたしはクリスティンのオマケです)。

 

 参列の皆さんは全員着物姿ですが、わたしはスカートで失礼しました(クリスティンはちゃんと着物を持っていて自分で着付けられるらしいのですが、どこにしまいこんだか見つからないということで今日は洋装)。


 
 わたしはお茶会というものは生れてはじめての経験なのでちょっとドキドキ。


      
     
   床の間にはお茶花が活けられ、お茶の道具がセットされています。
 



            まず裏千家のお点前

      

 

       次はクリスティン、宗徧流のお点前です。

      


 すっと伸びた背筋がきれいなお点前姿(という言い方があるのかな?)でした。



          最後に表千家のお点前

      


 表千家と裏千家と宗徧流。どこがどう違うのか、素人のわたしに分かるはずもありませんでしたが、基本的なところは同じで、ごく小さな、たとえば袱紗の扱い方とかそういったところが少しずつ違っているようです。



  日本でのお茶会はもっと厳粛なものなのかもしれません。でも、ここでは堅苦しさなど何もない、とてもリラックスした雰囲気。



 袱紗って何のためにあるんですか〜? なんていうど素人丸出しのわたしの質問にも、みなさん楽しげに答えてくださいまして。




 それにしても、薄茶も、お茶の前にいただく和菓子もおいしいこと、おいしいこと。調子に乗って4服もいただいてしまいました。
 


 約4時間のお茶会が終り、帰りの車に乗り込むなり、クリスティンとわたし、同時に叫びました。  



            楽しかった〜!!




 クリスティンは他のメンバーに大変好評で、ぜひまたいらしてくださいと声を掛けられていました。




 わたしはクリスティンの付き添い、オマケですが、運が良ければまた一緒に呼んでもらえるかもしれません。



 クリスティンのおかげで、楽しく貴重な体験ができた日曜日の午後でした。