ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

リスベットのトースト

 やっと『ミレニアムシリーズ3部作』を読み終わりました。

            
  ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 ミレニアム2 上 火と戯れる女 ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上 

    

 第1作の『ドラゴン・タトゥーの女』はとてもおもしろくて徹夜までしてしまいましたが、




 第2作の『火と戯れる女』、第3作の『眠れる女と狂卓の騎士』は、正直なところ、読むのに苦労しました。




 第1作は横溝正史の作品にも似た「孤島ミステリー」で、「犯人探し」、「謎解き」がすごくおもしろかったけど、




 第2作目には「ロシアのスパイ」、第3作には「陰謀をめぐらす政府機関」が登場して、謎解きのおもしろさが入り込む余地は消えてなくなりました。





 この本を貸してくれた友人は2作目、3作目のほうがおもしろかったというのですが、正統派ミステリーファン(?)のわたしは2作目途中で興味を失ってしまいました。




 でも、『Twilight』シリーズの時もそうだったけど、シリーズ物は読み始めた以上は最後まで読まないとなんか気分が落ち着かない。




 (『Twilight』のときは、『New moon』までは快調、『Eclipse』で「ん?」という感じになり『Breaking dawn』では、も〜どうしようかなぁ、という気分で、でもここまで読んだんだから最後まで読まなくちゃあ、と意地で読んだような気がする)



 
 結局、ミレニアムシリーズの第2作と第3作(計4冊)は読み終わるのに3ヶ月くらいかかっちゃいました。




 ところで、この小説の中にたびたび登場する、ちょっと珍しい食べ物。




 主人公たちが朝食にちょくちょく食べてます。




 それは、



  スライスしたチーズを乗せてマーマレードを塗ったトースト




 チーズにマーマレードという取り合わせは聞いたことがない。




 でも、試したらおいしかった、と友人が言うので、わたしもやってみました。




     いや、ホントにおいしいの、これが。

 


 今ではわたしの朝食メニューのひとつに加わっております。





    最近大量に作ったマーマレードが活躍しています。


     
 




 ストーリーそのものはもうひとつ楽しめなかったけど




 おもしろい新しい経験ができた読書でした。


 
 

 今は身近にスウェーデン人の知り合いがいないので、




 このチーズマーマレードトーストがスウェーデンでは一般的なものなのか
 それともこの作者の個人的な好物であるということだけなのか



 確かめることができないのがちょっと残念ですが。