ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

映画三昧

 7月は1か月の間に8本も映画を見てしまいました。




 去年1年間に見た本数より多いかも。




  『サラの鍵』
 『素数たちの孤独』
 『仮暮らしのアリエッテイ』
 『ハリー・ポッターと死の秘宝 パートⅡ』
 『Begginers』
 『A Cat in Paris』
 『My Afternoons With Margueritte』
 『The Round Up(邦題:黄色い星の子供たち)』




 このうち
 『サラの鍵』と『ハリー・ポッター』、『My Afternoons』を除く5本は国際映画祭で来たもの。




 日本映画を含めて世界中の映画がたくさん上映されて、この5本の他にも見たいものはあったんだけど、



       時間はかかるし、お金もかかるし……




 でも、この映画祭で見損なったもののなかに、一般公開でもどってくるものもあるようで、




 たとえば日本映画の『ノルウェーの森』も10月頃にはこちらで公開されるみたい。




 『ノルウェーの森』はず〜っと昔に原作を読んで、村上春樹のものとしては(珍しいことに)いまひとつ好きになれない作品だったので、ちょっと迷ってやめたのだけれども




 映画祭で観た友人が

  

 映画はずっと英語で見るのに慣れていたから、映画館で日本語を聞くのがすごく不思議だった



 という、なんか焦点のずれた感想を語ってくれたので



 では私もその辺を気にしながら見てみようかな、などと(どーゆー理由だ?)




 今月に見た8本の映画は、どれもそれぞれにおもしろいものでした。



 『The Round Up』は『サラの鍵』と同じ、1942年にパリで起こったユダヤ人迫害の問題を取り上げたもので、




 さきに『サラの鍵』を観ていたせいで内容が理解しやすかったのだけれど




 『The Round Up』が当時の事件を時間を追って順番に、かつ詳細に描いていた(だけ)なのに対して、




 『サラの鍵』は現代に生きるジュリアというアメリカ人の目から見た事件を、ジュリアの内側を通して(ジュリアの悲しみとしても)描いていて、




 『サラの鍵』のほうが、わたしは好きです。



 
 もしも『The Round Up』だけを観ていたら、もっと心がズキズキしていたかもしれないなぁ。変な言い方だけども。




 『My Afternoons』は心がほわほわと暖かくなる、やさしい物語。
 

 

 観客はわたしと友人を含めて5人という貸し切り状態でしたが、





 5人の観客全員が泣いてました。




 『素数たちの孤独』は実はよく分かんなかった。




 見終わった後にトイレに行ったら、同じ映画を観ていたらしい人が友だちに




     あれって……ハッピーエンドだったの……?


 
 と訊いていたので、あー、わたしだけじゃないんだぁ、と。



 イタリアでは原作がベストセラーになったそうなので、読んでみようかな、そしたら映画で分からなかった部分が理解できるかな、なんて思ってます。




 8月も映画をたくさん見るかなぁ
 7月に見すぎたから、少し控えるかなぁ



 でも、映画祭で見なかった映画が一般公開されたら、やっぱり見に行くだろうな、きっと。