ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

果物のような野菜

 ニュージーランドに暮らし始めてもう11年目になるのに、いままで一度も試したことのない野菜というのがけっこうあります。




  ニュージーランドの八百屋には当たり前のように並んでいるけれど、日本ではまずお目にかかれないもの。




 ルバーブ
 ヤム 
 タロ
 ビートルート    など。




 きょう、お散歩の後でお茶を飲んでいるときにそういう話になり、どういうふうに料理するのか、みんなで話し合ってみました。




 ヤムはちいさなお芋みたいな野菜。茹でたり蒸したりして食べるんだと思うんだけど、誰も調理法を知りませんでした。




 タロは南太平洋諸島でよく食べられているおイモで、サトイモの親芋、ヤツガシラみたいな感じ。




 これはサトイモと同じ感覚で料理すればよさそう、とのこと。




 ビートルートは赤蕪。ゆでて皮をむき、スライスしてサラダにするとおいしいと友人が教えてくれました。




 ニュージーランドのハンバーガーにはこのビートルートのスライスが入っていて、マクドナルドでもビートルート入りのハンバーガーを売っています。「キーウィバーガー」という名前です(オーストラリアから来た人に聞いたら、同じハンバーガーをオーストラリアのマックでは「オージーバーガー」と言って売り出しているらしい)。




 ちなみに、ビートルートは食紅で染めたみたいに真っ赤な色をしていて、茹で汁も真っ赤です。この汁が服に付くと洗濯しても落ちないので、小さな子供にはぜ〜ったい食べさせたくない野菜です。




 そして、ルバーブは茎の赤い蕗みたいな野菜で、茎の部分を食べます。




 野菜なのにお菓子に使います。




 テキトーな大きさに切って、テキトーな量の水とお砂糖を加えてちょっとにたらすぐにジャムみたいになるから、




 アイスクリームやヨーグルトにかけてもおいしいし、クランブル(フルーツソースの上にクッキーの生地をまぶして焼いたお菓子)にしてもおいしい




 と教えてもらったので、帰りにさっそく買ってルバーブジャムを作ってみました。



生のときは間違いなく野菜


 



  それが、10分ほどに煮るとこうなります。


 


見た目も味もイチゴジャムみたい。




 アイスクリームに乗せて食べてみたらおいしい。




 なんとも不思議な野菜です。
 



 ルバーブは日本語ではダイオウというそうです。漢方の大黄ですよ。大黄って確か下剤に使われるはず。




 だからルバーブも食べすぎるとお腹が緩くなるらしい。でもビタミンCも豊富なんだって。




 ビタミンCも摂りすぎるとお腹が緩くなるというし……(何かここんとこ、この話題ばっかり)




 ルバーブジャムは簡単だしおいしい。
 食べすぎ(による下痢)に注意して、ビタミンCの補給に努めることにしようっと。