ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

グレン・イネス探検

午後、次女を学校に迎えに行くついでに夕ご飯の買物をと思い
何にしようか考えたら、なんだか無性にお魚が食べたい気分。




昨日はすっかりお魚モードだったのがバッグ騒ぎで食べられなかったし
(自分のせいだから文句は言いませんが)




あまり遠いところでなくてそれなりのお魚が買えるところ……
と考えて、思い切ってグレン・イネス(Glen Innes)を探検することに。




グレン・イネスはとても興味深いところです。
ステートハウス(State Houses)と呼ばれる低所得者層向けの
家賃の安い家々が建ち並んでいて
そこに住む人たちのかなりの割合が失業者(というか、失業手当をもらっている人々)
なので、この地域の所得水準は周りの地域に比べるとぐっと低く
その結果か、この辺りのお店の商品価格は他よりかなり低い
ただし、物価は安く、犯罪発生率は高く、というところなので
お金持ちの白人の中にはこの辺りには近づくことさえ嫌う人もいます。





グレン・イネスの商店は値段は安いけれど、品質も価格相応なので
わたしも積極的に通って来ようという気持ちは持っていませんが
ここの商店街にある魚屋さんは
わたしがよく行くニューマーケットの魚屋に近い感じらしいと聞いていたので
一度行ってみようと思っていたのでした。




商店街にはなんと3軒も魚屋さんがありましたが
(そして3軒ともフィッシュアンドチップス屋も兼業)
目指すお店はすぐに分かりましたよ。
だって、ウィンドーに筋子が置いてあったんだもん




4月に日本食材店の社長さんから安く分けてもらった筋子は
あっという間にJBと娘たちのお腹に収まってしまい、
今年のイクラはこれでおしまいね、と思っておりました。
(シティの魚屋さんのは高くて手が出ない)




ところが、ここのお店の筋子、高くない。
4月に買ったのと同じくらいのお値段。
即決で1キロ購入しました。





帰ってからさっそくほぐしてイクラにし
おしょうゆ、酒、みりんで作ったつけ汁に漬けて
晩ご飯に食べました。

           
     





本当はひと晩くらい漬けておくほうがいいらしいんだけど
JBも娘たちも待ちきれないみたいだったし。




シーズンが終りに近いのか
4月に買ったものより粒が大きく、張りがあって
口に入れるとプチプチと弾力がありますが
皮が固すぎるほどではなく、いい感じ。




         今回も残りは小分けにして冷凍庫で保存


         


         




          明日は鮭を買って親子丼かな



筋子と一緒にmullet(マレット:ボラの仲間)という魚も買って竜田揚げにしてみました。
初めて食べた魚だったけど、おいしかった。




これからはグレン・イネスに足を踏み入れる回数が
以前より少〜し増えるかもしれない、
あの魚屋さんに筋子が置いてある限りは。