ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

フィッシャーハウス

きょうはJBとランチ
もちろん、割引クーポン使用です。




向かった先はイースト・タマキ(East Tamaki:マオリ語でタマキはオークランドのこと)のレストラン





大雑把なエリアとしてはJBの両親が住むハウィック方面ですが
わたしはまだ一度も行ったことのない場所。





JBによれば、50年くらい前までは
青々とした牧草が広がるだけの何もないところだったそうですが
今はすっかり開発されて工業地域になっているようで





レストランがあるはずの通りの両側には
BMWやらDHLやらの大きな社屋や
フィッシャー・バイケル(Fisher&Paykel)の大きな工場やら
が並んでいます。





こんなところにレストランがあるのかなぁ、と思っていると





道の両側に並んでいたさまざまな企業の建物が途切れ
まだ開発されていない緩やかな緑の丘が始まる
そのちょうど境目に目的のレストランがありました。



 





さっき通ってきた大きな工場、Fisher&Paykel
この会社の創業者の持ち物だった邸宅を改造したレストランです。


 





Fisher氏はポロが大好きだったそうで、
それが高じて競走馬に興味を持つようになり
ついにはイースト・タマキに76ヘクタールもの広大な牧場を作って
そこでサラブレッドの繁殖事業に乗り出したのだそうです。





DHLやBMWの社屋があった辺りも
昔はサラブレッドが走り回っていたのかしら。






さて、ランチは半額クーポン使用で
前菜、メイン、デザートのセットメニュー




     わたしの前菜はアサリとムール貝のチャウダー


 




海辺のレストランで先日食べたチャウダーに比べると
ものすっごくクリーミーでリッチ
チャウダーはこうでなくっちゃね、というお味で
とってもおいしかったです。





       JBはチキンレバーのパルフェ


  



チキンレバーと言えばNo5レストランで絶品のパルフェを食べましたが
やはりあれと比べてしまうと、ちょっと何か足りない。
あっさりとした分食べやすい感じもしましたが、
No5で食べたパルフェの「ガッツ」みたいなのがなかったかなぁ。





    メインはわたしはベーコンパテを包んだチキンの胸肉


 





胸肉はパサパサしがちだけど、これはしっとりと柔らかくておいしかった。
付け合わせの真っ赤な赤蕪のリゾットもわたし好みでした。





    JBはお肉、生ハムを巻いた仔牛肉のソテーです。


  






        デザートはわたしがパブロバ


 






        JBはクリームブリュレ


 






こんなところにレストランがあるの〜?
というロケーションでしたが





お店はビジネスランチと思しきお客さんたちで満席でした。





レストランを出てみると
工場や企業のオフィスがレストランの敷地のすぐそばまで迫っていて





開発もまだまだ進んでいるようで
遠くにはクレーンのような大きな建設機械も見えました。


  






レストランは趣きのある建物ではありましたが
建てられたのは1960年代のようで
築50年や60年ではまだ「遺産」と呼べるほどのものでもなく
ちょっと中途半端な印象




いっそのこと
周りに建ち並ぶ企業の建物群と歩調を合わせて
超モダンで近代的な建物にしたらおもしろいかもしれないのに




なんてことをふと思ってしまいました。




食事はとってもおいしかったです。