ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

我が家の春は

金曜日の夜は次女がお泊り
土曜日の昨日は長女が友だちの家にお泊り




昨日の午後遅く戻ってきた次女は
今朝は早くから別の友だちの家に遊びに行き




最近はお休みの日でも
娘ふたりが揃って家にいることは少なくなりました。




子供たちがいい友達を持っているということは
母親としてもうれしいことですが、
これからは、こんなふうにJBと二人だけという時間が
どんどん増えていくのだと思うと
ちょっと考えておかなくっちゃねぇ、という気分になります。
(何を考えるのかって? それはね……)




長女は今Year 13でカレッジ(日本の高校に当たる)の最終年
来年からはAUT(Auckland University of Technology)で
グラフィックデザインの勉強をすることにし
大学への入学申し込みをしました。




ニュージーランドでは大学に入学するのに
日本のような一発勝負の入試はなく
それぞれの大学、学部が設定する「入学基準」の成績を
カレッジ在学中に達成していれば
基本的には希望者は全員入学できるシステムですが





人気が高い学部では入学希望者が定員を超えてしまうこともあるわけで
そういう場合は選抜が行われます。





長女が希望する学部もその「人気コース」のひとつ





デザインコースですから、選抜は筆記試験などではなく
作品のポートフォリオで審査されます。





そのポートフォリオ提出の期限日が明日、月曜日。





自分のどの作品をポートフォリオに入れるかなど
ずっとカレッジの美術担当の先生と相談しており
大体の準備はできているようでしたが






先週の木曜日に本人に確認すると


締め切りは月曜でしょ?
金曜日中に準備して、週末に持っていくよ


という返事。





あのねぇ、相手は学校なんだから
学校の事務局は土日は閉まってるでしょ?




どうもその辺、いまひとつ分かってなかったらしい彼女
慌てて、金曜日に学校から戻ったら持っていけるよう
準備する、と宣言しましたが




金曜日の4時近くになって学校から帰って来て




まだでき上がっていない、でももう少しだから何とか今日中にできる



と言い張ります。
が、長女の性格を一応は把握している両親ですので
金曜日中(と言ってもAUTの事務局が閉まる午後5時まで)というのは
絶対無理と判断、
長女には月曜日の早朝、カレッジに行く前に持って行くようにと説得しました。





土曜日に友人の家に遊びに行く予定になっているのだから
その前にすべて準備して
月曜の朝はすぐに持っていけるようにしっかり用意しておきなさい



   準備できるまでは友だちの家に行くのはお預け!




と長女のお尻を叩いてなんとか完成させました。





でき上がったポートフォリオを見せてもらうとなかなかの出来でした
(まぁー、親の欲目でしょうが)





     長女がポートフォリオに入れた作品のひとつ


 






AUTから入学受け入れの連絡が来るまでは
我が家の春はお預けです。