ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

Moonrise Kingdom

今日も映画の話題を。




実は先週の火曜日にも友人と映画を観に行ってました。
(昨日見た『Ruby Sparks』はその時に予告編を観て興味を持った次第)





火曜日に観たのは『Moonrise Kingdom』



     



 

続々と一般公開が始まっている
インターナショナル・フィルムフェスティバルの参加作品のひとつ。





まわりとうまく折り合っていけない
ちょっと問題児の男の子と女の子が出会い
いっしょに家出を決行してしまうというストーリー




友人に

    
       ブルース・ウィリスが出る映画



                       と説明したら




      それって、アクション映画?





と訊かれてしまいました。





             ちがいます





この映画の中のブルース・ウィリスは
優しくてちょっと悲しい中年の独り者の保安官




ブルース・ウィリスだけでなくて
この映画に登場する大人たちはみんな優しくて
どこか悲しい感じがしたなぁ。






監督はウェス・アンダーソンという人だそうです。
わたしは映画監督といったら
日本では黒澤明(古い!)で
外国ではウディ・アレンくらいしか知らなくて
早い話しが、観る映画を選択する上で監督が誰かということは
わたしにはどうでもいいことです。





でも、なんだかこの人の名前は聞いたことがあるような気がする
と思っていたら
Dr Seuss の「Fantastic Mr Fox」をストップモーションのアニメで撮った
監督なんだそうな。
(ちなみに、こっちではみんな「ドクター・ズース」と発音するけど
日本では「ドクター・スース」になっているみたい。アメリカでも「ドクター・スース」なんだろうか?)




そういえば
この映画と『ファンタスティック Mr. Fox』の映画
笑いの感覚が似ている感じがする。





それから、
見終わった後になんとなくホワホワした感じが
心の中に残るのも同じかな。





子供たちはスカウトの仲間たちやスーザンの弟たちも
みんな可愛かったし





大人たちは
みんな心優しくてちょっと情けなくてちょっと悲しい人たちで




いいなぁ。





派手に拳銃撃ちまくったり、殴りあいやったり
そういうのが一切なくって
時々悲しそうな顔をするブルース・ウィリスが
とっても良かったです。





もちろん、映画は個人の好みがありますけど





『Ruby Sparks』よりは数倍おススメです。