ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

「15年」の驚愕

JBの卒業式に参列するのに
ジーンズでもいいのかしら、とJBに訊いたら
「ダメ」という返事だったので



では、いったい何を着ていきましょうか
と数少ない手持ちの服をいろいろ頭に描き
その結果分かったのは




            着ていく服がない





という事実。




わたしの服装は
ジーンズに七部袖のTシャツというのが基本形。
少し寒くなるとその下にタンク
もっと寒くなるとタンクの代わりにヒートテックで
外に出るときはフリースの上着




日本ほど季節ごとの寒暖の差が大きくないので
普段はこれで十分に間に合ってます。




それでも時々はスカートをはかなくちゃいけないことも出てくるので
そういう時用にウエストゴムの膝下丈のスカートが1枚あり
春夏秋冬、どんなシチュエーションでもそれを着ていましたが




今回の卒業式もそれで行こうかと引っ張り出してみたら
かなり汚れてしまっている上に
虫食いらしい穴まで開いている始末



さすがにこれはもう使えない。




う〜ん、どうしよう・・・・・・




と、ちょっと考えましたが、ないんだったら買うんでしょう。




ということで、ショッピングセンターにでかけて
緑色のドレスを1着、調達しました。




JBに「卒業式用にドレス買ったよ」と報告したら(当然事後報告です)
「また服を買ったのか?!」と険しい顔つきに。



「この前ドレスを買ったのはいつだと思ってるんだ!」と言うのですが
いつだったのかが咄嗟に思い出せなかったので
JBの失礼な口ぶりに腹を立てるのも忘れて
遠い記憶の糸を手繰ってみましたら



              15年前






父の法事のときに冠婚葬祭用にと買った黒のワンピースを除けば
今年18歳になる長女の幼稚園の入園式に買ったスーツが最後





15年という数字に、自分でも驚愕




ドレスを着ておしゃれして外出するような機会とは縁遠い生活を送っていることは
自分でもぼんやり認識してはいましたが
15年もの間、ドレスやワンピースがなくても困らない生活だったのだと
こうしてはっきりと数字で示されてみると
なんともはや、言葉を失ってしまいますなぁ。





洋服屋さんの試着室では
ウェストのくびれがすっかりなくなっているのを
あらためて気づかされてしまったし
(ジーンズとTシャツでは気づかずに済んでたけど)





ドレスが似合う体型と
ドレスが似合う生活への転換を
わたしは目指すべきでしょうか?