ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

わたしが走ったわけ

きょうは先日のJBの卒業式の話しの続きを。




わたしがパンプスで走った件ですね。




オークランド大学の卒業式の会場は大学構内ではなく
クィーンストリートをかなり上まで上った
タウンホール近くのASBシアターでした。
大学からだと徒歩で20分くらいかかるでしょうか。



             これがタウンホール


       




朝食会が終了し、大学構内の大きなテントに集合した卒業生は
学部ごとに隊列を組んで卒業式会場へと徒歩で向かいます。




学生たちのこの行進がオークランド大学の名物なのだそうで。




家族や友人たちは行進直前にテントの外に追い出されてしまったので、
その時点で先回りをして卒業式会場に向かっていればよかったのですが




隊列を組んで行進を始める卒業生たちの様子を写真に撮ろうと
テントの出口近くで待っていたのが大きな間違い。





卒業式当日は時々土砂降りの雨が降ってくる生憎の天気で
ちょうど行進が始まるという時刻になって、ものすごい降りになりました。





土砂降りにもめげず写真を撮ろうと待ち構える家族や友人たちで
テント前の道はいっぱいの上に
行進を始めた卒業生たちに阻まれて
わたしは身動きが取れなくなっていたのでした。




大きなテントから最後の卒業生の集団が吐出される頃になって
雨が上がって青空が見え始め
テント前の家族たちも卒業式会場へと移動を始めたので
やっとわたしも卒業生たちを追ってクィーンストリートへと向かいました。



 



何百人という卒業生たちが道いっぱいに広がって行進するので
運悪くそこを通りかかった車はしばらく立ち往生。



 



JBたち文学部の卒業生は行列の先頭だったので
なんとか追いついて行進中のJBの写真を撮りたいと
卒業生たちや、いっしょに歩く家族や、見物人たちの間を縫って
とにかく必死で走ったのですが



 

    
    道の途中では南太平洋諸島出身の人たちが音楽のプレゼント





結局は追いつくことができず





       


       クィーンストリートも卒業生でいっぱい



わたしがASBシアターに到着した頃には
JBたちはすでに会場内に入った後でした。




会場前はスコットランドのバグパイプの演奏や


  



マオリダンスなどが行なわれていました。




オークランド大学全体の卒業生は相当な数になるので
卒業式は4回行なわれ、
10時半からの卒業式は文学部と保健医学部(Faculty of medical and health sciences)の卒業式



 




このふたつの学部だけでも卒業生の数は百人を超え
式ではひとりひとりが名前を呼ばれて壇上に上がるので
それだけでかなりの時間がかかります。




朝が早かった上に坂道を走ったわたしは
式の途中で眠気を催してしまいました。
(JBが壇上に上がったときはちゃんと目を開けていましたよ)




12時近くに式が終了した後は
大急ぎで駅まで歩いて戻り、娘たちが待つ我が家へ。



後はいつもと同じ午後となりました。