ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

別れの季節

長女が通うカレッジ(高校)の卒業記念のLeavers' Jumper


  




ニュージーランドではかなり珍しいスタジアムジャンパースタイル




       背中には卒業年度の2012を示す12の数字


        




12の下には生徒がそれぞれ自分の好きな名前を入れることができます。


 




長女は自分のニックネームを入れましたが
ヘッドボーイ(日本で言えば生徒会長のようなもの?)
のカラムが選んだ名前はJulia Gillard。
カラムはこのオーストラリアの女性首相の大ファンなんだそうです。
このカラム君、なかなか興味深いキャラクターを持った好青年であります。



一方、
長女のドラマの授業のクラスメート、リリーが選んだのはHelen Clarkだそうで
(ご存知、ニュージーランドの前首相)




だれがどんな名前を入れたのかを聞いていると
長女の友人たちのカラフルな個性が見えてきて、楽しいです。




長女がキッチンに置き忘れていたこのジャンパーを片付けようとして
ふと、12の数字の中にたくさんの文字が印刷されていることに気づきました。



 




目を近づけてよく見てみると、それは卒業生たちの名前でした。
仲良しのクラスメートたちの名前に混じって長女の名前も

 

 




個性的で楽しい、いい友だちに恵まれた長女のカレッジ生活も
あとわずかで終わりです。




歌や作曲と、音楽方面にすばらしい才能を持つカラム君は
(校長先生から「我が校のオペラアイドル」と呼ばれていた)
シンガポールの音楽大学への進学を検討してるそうです。




長女はオークランド市内の大学への進学を決めましたが
カラムのように国外へと出て行く友人もあるでしょう。



仲のいい友人たちとの別れの季節が近づいています。




今はインターネットの時代ですから
世界のどこにいても友人たちとつながっていかれるのかもしれませんが。




5年間のカレッジ生活で育んだ友情を
これからも大事にしていって欲しいと思います。