ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

苦行:断捨離

遅ればせながら「断捨離」という言葉を知りました。



ヨガ関連の用語らしいですね。
仏教でしたっけ?




字を見ただけで大体の意味は把握できました。
必要のない余分なものは処分して
すっきり暮らしましょうというコンセプト(ですよね?)
には共感できます。




もっとも
余分なものを処分して身の回りがすっきりしたら
恋人ができたとか、人間関係がよくなったとか
そういう方向に話しが向かうとなると
なんだかなぁ〜、という気分です。




風水もそうですけど
家具や植木を置く位置で人間の運勢が決まるなんて
そんなこと言われたって、ねぇ。



それから、
「断捨離」の「捨」は「すてる」という字ですけど
不要なものの処分=捨てること
というのなら、それは納得できない。




捨てた人はすっきりしても
それでは「断捨離」の意味からは外れるのではないかと。



大体が
「断捨離」という言葉で「捨てる」べきとされているのは
不要なものではなくて、自分の中の何か、じゃないのかな。
勉強不足で、その辺は分からないのですが。



それはともかく
わたしの身の回りにも不要なものは山ほどありまして。



処分しようと思いつつ「捨てられない女」のわたし。



何十年も前に着ていた服(体型変化のためもう着られない)
何年も前の使いかけの化粧品(基本すっぴんの日々で使用機会なし)
読み終わって山積みになっている本(繰り返して読みたいわけでもなく)



片付けなくちゃなぁ、と思いながら、そのまま。




「断捨離」という言葉を知ったのをいい機会に処分しようと
一度は決心し、化粧ポーチをひっくり返して古い化粧品を出してみたけれど




やっぱり捨てられず、またポーチに戻してしまった……


 





古い服も
チャリティのリサイクルショップに引き取ってもらおうかと思いつつ
いつ行こうかとか、時代遅れの型だから要らないと言われるかもとか
ぐずぐず迷っているばかり




ところが先日
お花の稽古に通ってくる生徒さんに
昔の服がたくさんあって、着られないからどこかに寄付しようかな、と思っている
とポロリと話したら



わたしが通っている教会であさってチャリティバザーがあるんです!
あしたはボランティアで準備のお手伝いに行くので
良かったらその服、持っていきますけど!



と元気よく言われ
わたしもつい勢いで(?)
ずっと処分を迷っていた服を7、8枚、がばっとつかんで
彼女に渡してしまいました。




びっくり、あっさり。



こうなると勢いがつくというか、
何でも来い、の状況で(ん〜、ちょっと違う?)
ポーチに戻した古い化粧品たちも捨てることに決心
(これは使いかけなので、さすがに寄付というわけには)




キッチンの棚の奥やクロゼットの隅などをのぞいて
まだ要らないものがあったかなぁと探したりして。




「断捨離」修行、しばらく続けようかと思います。