ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

イーデン・ガーデン

気持ちのいいお天気が続いています。



きょうは草月展の残務処理も兼ねて
JBといっしょにイーデン・ガーデン・カフェで
お昼ごはんを食べてきました。




イーデン・ガーデンはもともとは採石場だったそうです。
オークランド市内にたくさんある小さい火山のひとつから出る石が
初期のオークランドの街を建設するのに使われたようです。



     



後に、このエリアに住むお金持ちのビジネスマンが
自宅に続く採石場跡を購入(庭の一部になったのでしょうね)。



ビジネスマンの邸宅は政府に寄付されて
現在はガバメント・ハウス(総督の公邸)になっているそうですが
寄付される際に採石場跡はいらないということで
イーデン・ガーデン・ソサエティに譲り渡されたようです。



イーデン・ガーデンがある一帯はお金持ちの住むエリアで
ステキな家がたくさん建ち並んでいるのですが
その中でもひときわ目立つ、クラシックな豪邸があり
これは個人宅なのだろうか、と近くを通るたびに思っていたのですが
どうやらそれがガバメント・ハウスだったようです。



で、政府から石ころだらけの採石場跡をもらった
イーデン・ガーデン・ソサエティは
ボランティアたちの大変な努力でもって
すばらしい庭園を作り上げたというわけです。



きょうもステキな花がたくさん咲いていました。


    



    






庭園の運営は現在もすべてボランティアの手で行なわれていて




わたしたちが生け花展を開催している期間中も
毎朝9時に何人ものボランティアがやってきて
庭園の中の草むしりや花の手入れに汗を流していました。



あれだけの庭を常にいい状態にしておくには
相当な人数のボランティアの
相当な時間と労働が必要だろうなぁと思います。



我が家の小さい庭も
ボランティアがやってきてちゃっちゃっと
手入れしてくれたりしたら、嬉しいんですけどね。
(ありえないって)



カフェではサラダとお茶をいただきました。






庭園内にいっぱい住んでいる鶏が一羽やってきて
わたしたちのテーブルの下に


     




真っ黒な姿に、一瞬メイがいるのかと思っちゃいました。