ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

ピザとウェス・アンダーソン

台所のリフォームをいたしました。

というか、まだ終わってないんですけど。

 

 

ほぼ完了していて、食事の支度をするのに特に不都合はないんですけど。

それでも、あともうちょっとで完成なのに

いつ終わるのか、業者もわたしたちも知らないという

ニュージーランドの典型的なパターン

 

 

大体が、わたしたちが日本に行っている間に終了するという話だったのが

7月の声を聞いてもまだ終わらないというのが

あぁ、ニュージーランドだなぁ……としみじみ。

 

 

それはさておき、

新しく取り付けたオーブンにピザ機能がついていて

涙を流さんばかりに喜んだのはJB(JBはピザ・ラブの男)

 

 

おかげでわたしたちは

 

 

きょう、晩ご飯はピザにする? ピザ、作ってもいい?

お昼ごはん、ピザでもいいよね? ピザ、焼こうか?

 

 

というJBの「ピザ作らせて」攻撃に辟易

 

 

JBいわく、完璧なピザを作るにはたゆまない試作と研究が必要なんだそうな

 

 

完璧なピザを求めている人間が我が家にいるのか?

 

 

いや、そんなことより、

JBのチーズたっぷりのピザを(JBはチーズ・ラブの男でもある)

毎週食べさせられるのはご免被りたいと

わたしと娘たちで必死に応戦してきたけれど

ついに、先週末、押し切られてしまいました。

 

 

ただし、映画を見ながら食べていいのなら、という条件を長女が出したところ

JB、それでもいいと。

「食事は4人全員が同じものを同じテーブルで」がJBのポリシー

もちろん、食事中のテレビは厳禁のはず。

 

 

そんなにピザが作りたいのね……

 

 

 

というわけで、ピザナイト用に娘たちが借りてきたDVDは

 

                                    『Fantastic Mr Fox』と

 

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                                             『Moonrise Kingdom』

 

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ウェス・アンダーソンですねー。 

わたしはどちらも観ましたけど、どちらもおもしろいです。

 

 

翌日の日曜日は、映画館にかかっていた『The Grand Budapest Hotel』を

次女と観てきました。

 

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やはり不思議な雰囲気の映画でしたけど

ちょっとミステリー仕立てで、なかなかおもしろかったです。

 

 

クレジットに「シュテファン・ツヴァイクにインスパイアされた」とあって

映画の設定が1930年代のヨーロッパですし

どうしてもナチスの存在は抜きにできないものなので、

その辺について深く語っている記事もネットにはありましたが、

 

 

そういう難しいことを抜きにしても

 

 

あ~、オーウェン・ウィルソンだ~

あ~、ジュード・ロウだ~

あ~、エドワード・ノートンだ~

あ~、『Winter Bone』のきれいな娘だ~

あ~、『Moonrise Kingdom』のスカウトの男の子だ~

 

 

と、ミーハーやってても十分楽しい映画です。

ウェス・アンダーソンという監督、好きです。

次女も、この監督の不思議な雰囲気が気に入っているようです。

 

 

『The Grand Budapest Hotel』を観ながら食べたのは

もちろんピザではなくポップコーンでした。