ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

パからの眺め

先週はお天気が大荒れで

 

あたり一面が真っ白になるようなにわか雨あり

車が横に流されてしまいそうな強風あり、で

ついにはヒョウまで降ったりして散々でしたが

 

 

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火曜日から青空が戻り、 

でもまた週末には天気が崩れそうな気配なので

雨が降ってこないうちにと、きのうと今日、

久しぶりにオラケイベイスン一周の散歩に行ってきました。

 

 

 

オラケイ駅から出発して水上の橋を渡り

ぐるりと回って約45分の短いウォーキングですが

 

 

 

きょうは昨年からずっと工事中でやっと完成した

駅前の道路沿いの歩道にも足を延ばして

ちょっと回り道で歩いてみました。 

 

 

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マングローブの海の真ん中を突き抜ける散歩道

すごくおもしろそうな道ですが

ここを通るのはまた次の機会ということにして

 

 

 

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             散歩道から眺めたシティ方面

 

 

 

 

途中、地域の小学校の生徒たちの絵画作品が展示されておりました。

 

 

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          なかなかの力作ぞろいであります。  

 

 

 

きょうは駅前の駐車場がいっぱいだったので

近くの道路に路駐

車を停めておいたところまで戻ったら

「Pa Site」という標識が目に入って、興味ムクムク

 

 

「パ(Pa)」というのはマオリ族の砦のことです。

「オラケイ」というのもマオリ語ですが、

この辺り一帯は有力なマオリ族が住んでいた土地です。

マオリのパがあったところとは、どんなふうになっているのかと

標識の矢印に沿って歩いてみましたら

 

 

とんでもなく長いダラダラの坂道を登る羽目になってしまいました。

 

 

 

はぁはぁ肩で息をしながら歩いて行くと、

オラケイベイスンを一望するとても眺めのいい高台に出まして

でも、そこもふつうの丘なのでそのまま歩き続けたら

結局は駅前の道路にたどり着いてしまいました。

 

 

 

そうでしたね。

マオリのパは高いところに造られたのです。

戦いのための砦ですから

日本や西洋の山城と同じ、遠くを見渡せるロケーションが大事だったんですねぇ。

 

 

そして、

パがあったところとは言っても、遺跡のようなものが残っているわけでもないのでした。

 

あ~。なんか、ただ坂道登るだけだったわ~。

 

 

疲れました。

 

 

でも、パがあったという場所から眺める景色は

大変美しいものでありました。

戦いのための場所からの眺めがこんなにのどかできれいで

戦闘意欲は失われなかったんでしょうかねー、

昔のマオリ族は。