ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

オークランドに暮らす楽しさのひとつは

日曜日に次女を連れて買い物に行き

通学用の靴を買ってきましたら

帰宅してからその靴が不良品であることが発覚

(ニュージーランドでは別段めずらしくもないことですが)

 

 

さっそく、翌月曜日に

この手の 苦情持ち込みが好き 交渉ごとが得意なJBと

靴の交換に行ってきました。

念のためレシートの「返品・返金についてのポリシー」を読むと

「購入後365日以内であれば返金・返品に応ずる」とあって

このあたり、如何にも いい加減な 鷹揚なニュージーランドらしい。

 

 

 

JBお気に入りの上海レストランがあるエリアは

靴を買った店が入っているショッピングセンターに近いので

ランチに時間を合わせて出かけてきました。

 

 

 

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このレストランで、いつも必ず注文するのは

 

 

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            小籠包と

                 (英語メニューではsteamed buns)

 

 

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              生煎包

          (英語メニューではfried buns)

 

 

でも、JBとふたりだけだと、この二皿だけでお腹一杯になってしまうので

きょうは生煎包をお持ち帰りにして娘たちのおみやにし、

 

 

小籠包とワンタンスープ、麻婆豆腐(英語メニューはbraised tofu)を

ふたりでシェアしました。

 

 

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      海苔の香りが効いたあっさりしたワンタンスープ

 

 

 

上海風麻婆豆腐は、ほとんど辛くなくあっさりした味付けで

わたしはもしかしたら本場の超辛い麻婆豆腐より好きかもしれない。

 

 

ここのレストランの店員さんはあまり英語が達者ではないので

メニューを指さしながら注文するのですが、

今日は店員さんが、注文したものをひとつひとつ復唱してくれました。

 

「braised tofuひとつと……」

「あー、マーボードーフね」

「steamed bunsと……」

「あー、シャウロンパウね」

「お持ち帰りでfried buns」

「あー、サンシーバオね」

 

 

ん? いま、なんってった?

サンシーバオ?  生煎包のこと? サンシーバオって言うの?

 

 

 

日本語では

麻婆豆腐はマーボドーフだし

小籠包はショーロンポーだし

日本語と中国語の発音に大差はないので理解できるけど

生煎包が「サンシーバオ」というのは初めて知った。

 

 

       わ~い、中国語、ひとつ覚えたぞぉー

 

 

一口に中国語と言っても、台湾や中国本土出身の人が話す北京語と

香港出身の人が話す広東語の違いは

単に方言の違いという範囲を超えている(とわたしには思える)し

 

 

オークランドの上海レストランで働く中国人が

必ずしも上海出身とは限らないだろうから

本場上海で「生煎包」が本当に「サンシーバオ」と発音されるのか

わたしには分からないけれど

 

 

この次は、サンシーバオと言って注文できるぞと

新しい言葉を覚えたという嬉しさで

料理のおいしさがいつもよりさらに増したような。

 

 

こんなことにも

多国籍・多民族都市オークランドに暮らす楽しさがある

と思いつつ

数年前に買った韓国語テキストをまだ一度も開いていないわたし……