ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

レモンハニー(はちみつレモンではありません)

冬はかんきつ類の季節です。

 

 

庭で採れたレモンやグレープフルーツのおすそ分けに預かることもたびたび

ニュージーランドでいうグレープフルーツは

日本で食べるアメリカ産のグレープフルーツとは別物で

そのままで食べるにはあまりに酸っぱく

大体はマーマレードの材料となります。

 

 

レモンのほうも、毎日の食事でちょくちょく使うとはいっても

バスケットに山盛りにもらったりすると

これも生でモリモリ食べるものではないので

どうやって使おうかと頭を悩ませます。

 

 

     f:id:sneezycat:20150808080059j:plain

 

 

今回、長女が友だちの家の庭からもらってきたレモンは

いつものようにポン酢しょうゆを作り

残りはJBのお母さん直伝のハニーレモンを試してみることにしました。

 

 

お義母さんの直筆レシピは判読になかなか苦労しますが……

 

 

       f:id:sneezycat:20150808080100j:plain

 

 

まずは1/2カップのレモン果汁を絞ります。

ニュージーランドの料理で使う1カップは250CCなので

半カップは125CC。

お義母さんのレシピには「レモン2個分」とありますが

125CCの果汁を絞るのに、わたしは8個のレモンを使いましたよ。

(この違いはなぜですか、お義母さん?)

 

 

農薬も防虫スプレーも使用していないレモンなので

皮も1個分入れました。

 

 

このレモン果汁に砂糖1カップ半を入れて

(NZのレシピは粉類や砂糖も重さではなく容量で指定してあります。

これが面倒で使いにくい、やめてほしいと思うのはわたしだけ?)

 

 

火にかけて5分ほど煮詰め、火からおろして粗熱を取って

100グラム(という大量)のバターを投入

 

 

     f:id:sneezycat:20150808080057j:plain

 

 

バターが溶けたらそのまま冷ましておきます。

 

 

レモン果汁+溶かしバターが冷めたら

そこに溶いた卵(Lサイズ)4個分を加えて

弱火で沸騰させないように10分から15分くらい煮て

とろみがついてきたら出来上がり

 

 

と、作り方はいたって簡単、しかし、この溶き卵が問題

 

 

     f:id:sneezycat:20150808080101j:plain

 

 

お義母さんのレシピでは

ただ「卵を溶いて加える」とだけあったので

フォークでざっと混ぜただけの卵を入れたのですが

 

 

火を加えていくと

混ざり切っていない卵白の部分が煮えて

卵白の白い塊が黄色いレモンハニーの中にぶつぶつと浮き上がってきます

 

 

これは絶対、正しくない

 

 

混ぜながら卵白の塊を極力つぶすようにしたのですが

結局はかなりの卵白の塊を取り除くことになってしまいました。

 

 

卵は「溶いて加える」ではなく、

泡だて器のようなものを使って

卵黄と卵白とをしっかり混ぜてから加えないと!

 

 

でも、あとでレモンハニーのレシピをいくつか検索したら

どれも卵については非常に簡単な記述のみでありまして

これはお義母さんの責任ではなさそうです。

 

 

できあがったレモンハニーはこんな具合

 

 

        f:id:sneezycat:20150808080103j:plain

 

 

見た目にはきれいな黄色ですが

よく見ると卵白の白い小さな粒々がまだ混ざっております。

 

 

でも、JBは「ママの味とおんなじだ~」と大喜びでした。

よかったね。

 

 

このレモンハニー

何に使うかというと、パンやケーキに塗ったり

パイのフィリングに使ったりするようです。

 

 

レモンカードとどう違うのか、まだ調査不足で分かりません。

 

 

いずれにせよ、日本の「はちみつレモン」とは

まったく異なる種類の食品ではあります。