レモンハニー(はちみつレモンではありません)
冬はかんきつ類の季節です。
庭で採れたレモンやグレープフルーツのおすそ分けに預かることもたびたび
ニュージーランドでいうグレープフルーツは
日本で食べるアメリカ産のグレープフルーツとは別物で
そのままで食べるにはあまりに酸っぱく
大体はマーマレードの材料となります。
レモンのほうも、毎日の食事でちょくちょく使うとはいっても
バスケットに山盛りにもらったりすると
これも生でモリモリ食べるものではないので
どうやって使おうかと頭を悩ませます。
今回、長女が友だちの家の庭からもらってきたレモンは
いつものようにポン酢しょうゆを作り
残りはJBのお母さん直伝のハニーレモンを試してみることにしました。
お義母さんの直筆レシピは判読になかなか苦労しますが……
まずは1/2カップのレモン果汁を絞ります。
ニュージーランドの料理で使う1カップは250CCなので
半カップは125CC。
お義母さんのレシピには「レモン2個分」とありますが
125CCの果汁を絞るのに、わたしは8個のレモンを使いましたよ。
(この違いはなぜですか、お義母さん?)
農薬も防虫スプレーも使用していないレモンなので
皮も1個分入れました。
このレモン果汁に砂糖1カップ半を入れて
(NZのレシピは粉類や砂糖も重さではなく容量で指定してあります。
これが面倒で使いにくい、やめてほしいと思うのはわたしだけ?)
火にかけて5分ほど煮詰め、火からおろして粗熱を取って
100グラム(という大量)のバターを投入
バターが溶けたらそのまま冷ましておきます。
レモン果汁+溶かしバターが冷めたら
そこに溶いた卵(Lサイズ)4個分を加えて
弱火で沸騰させないように10分から15分くらい煮て
とろみがついてきたら出来上がり
と、作り方はいたって簡単、しかし、この溶き卵が問題
お義母さんのレシピでは
ただ「卵を溶いて加える」とだけあったので
フォークでざっと混ぜただけの卵を入れたのですが
火を加えていくと
混ざり切っていない卵白の部分が煮えて
卵白の白い塊が黄色いレモンハニーの中にぶつぶつと浮き上がってきます
これは絶対、正しくない
混ぜながら卵白の塊を極力つぶすようにしたのですが
結局はかなりの卵白の塊を取り除くことになってしまいました。
卵は「溶いて加える」ではなく、
泡だて器のようなものを使って
卵黄と卵白とをしっかり混ぜてから加えないと!
でも、あとでレモンハニーのレシピをいくつか検索したら
どれも卵については非常に簡単な記述のみでありまして
これはお義母さんの責任ではなさそうです。
できあがったレモンハニーはこんな具合
見た目にはきれいな黄色ですが
よく見ると卵白の白い小さな粒々がまだ混ざっております。
でも、JBは「ママの味とおんなじだ~」と大喜びでした。
よかったね。
このレモンハニー
何に使うかというと、パンやケーキに塗ったり
パイのフィリングに使ったりするようです。
レモンカードとどう違うのか、まだ調査不足で分かりません。
いずれにせよ、日本の「はちみつレモン」とは
まったく異なる種類の食品ではあります。