日焼け止めクリーム、皮膚癌、シミ取り治療 その2
前回の続きです。
皮膚科の専門医、Dr Patelは
レーザーでのシミ取り治療をわたしに勧めたわけですが
それ以前の、紫外線対策がいかに重要かについても
もちろんしっかりと説明してくれました。
でも、わたし、日本人ですから。
日本で生まれて、日本で育ちましたから。
日本にいたら、
日焼け止めクリームなんか使うの、海水浴のときだけでしょ。
日差しが肌に刺さるように痛いなんて経験、ありませんでしょ。
おまけに、そばかすは小さいころから顔中にあって
顔に茶色い点々が広がっているのは当然のことだと
思ってきましたから。
はい、紫外線対策なんて、ほとんどしてきませんでした、この15年間。
娘たちには半分白人の血が入ってますから
外に出るときは、帽子! 日焼け止めクリーム!
とうるさく言ってきましたが
わたし自身は、どこへ行くにもほぼすっぴん
外に出るたびに顔にクリーム塗るなんて、面倒で。
ここは、ゴミを捨てに行くにもフルメイク必須の日本じゃないんだからぁ。
道の向かいに住んでる奥さんなんか
裸に布きれ一枚巻いただけの格好でごみ出ししてますから
(南太平洋の島出身の方らしい。
ゴーギャンの絵の女性をイメージしていただければ、いいかと)
しかし、しかし、
今回のメラノーマ騒ぎで、さすがに懲りました。
顔の真ん中の黒い点は癌ではなかったけれど
「sun-damaged skin」、紫外線の影響で傷んだ肌です。
これからも紫外線対策をさぼっていれば
また同じようなことが起こってしまうかもしれない。
Dr Patelによれば
日焼け止めクリームもSPF が50以上でなければ効果はないそう。
我が家で使っているのは、ニュージーランドで最も一般的なこれ
皮膚がん協会のものですが、SPFは30
ハワイに行ったときはABCストアで買ったニュートロジーナを使いました。
さらっとした使い心地で結構気に入っていました。
さすがハワイ、SPF85です。
ところが、こちらに戻って来てから、
2回ほどこれを顔につけて散歩にでたところ
肌がヒリヒリするような違和感
一刻も早く顔を洗いたいと思うような不快感を感じたので
やっぱりSPF85は強すぎるのよね~と思っていましたが
SPF30では弱すぎるとDr Patelが言うので
シミ取りクリームのReTrieveを買いに行った薬局で
これを見つけて買ってきました。
SPF50、顔用。
ちょっと高かったけど、これも二ュートロジーナだし。
これからはしっかり紫外線対策をするのだ!
と気合を入れて、
翌日からは洗濯を干しに出るときもばっちり塗り、
1時間おきくらいにせっせと塗り直しもしていました。
実は
SPF85のクリームを塗ったときと同じような違和感があったのですが
強めのクリームだから仕方ないのかな、と思っていました。
そして、2日後
そろそろReTrieveクリームを試してみようかと思っていた矢先
日焼け止めクリームをたっぷり塗った顔と首筋は
白く皮膚がむけてボロボロに
あ・ら・ま・あ
すぐに日焼け止めクリームの使用は中止。
洗顔した後につける化粧品も
それまで使っていた資〇堂の化粧品はしみる感じがしたので
洗面台の奥のほうに残っていた保湿クリームを引っ張り出して使用。
これは、以前、やはり顔の皮膚がむけて顔中がゴワゴワになったときに
洗顔剤の代わりに使うようにと処方されたもの。
このときは菌類による皮膚炎だったので、
抗菌クリームをつけたらあっという間に治りました。
ただ、この抗菌クリームが
JBが使っていた水虫クリームとまったく同じもので
それを顔につけるのは結構抵抗がありましたけど。
ところで、以前、美容師をしている友人と化粧品の話になったとき
わたしが資〇堂を使っていると言ったら
「やめなさいよぉ、高い化粧品は必要ないの」と友人
「わたしなんか、10数年、これ一本よ」と彼女が出してきたのは
青い容器のお馴染みニ〇アでしたが
医師に処方してもらった保湿クリームはニ〇アよりさらにいいかも
1週間ほどで肌はすっかり元に戻りましたが、それだけじゃなく
以前より肌がつやつやして、柔らかい感じがする。
どうやら資〇堂もニ〇アもいらないみたい。
このクリームなら薬局で500グラムの大きな容器入りのものが
簡単に買えるし(しかも安いし)。
さらに、さらに、
先週になってオラケイベイスンに散歩に出るときに
ふと思いついてSPF50の顔用日焼け止めクリームを塗ってみたら
前回のような違和感がまったくなし
以前より肌が丈夫になったのかも?
これなら、いよいよシミ取りクリームを試せそう。
もしもまた皮膚がむけるようなトラブルがあっても
あの保湿クリームがあればすぐに回復しそうな気がするし。