ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

アラフィーおばさんの女子会旅行 INハワイ その8 ~女王のマブダチ?~

レンタカーでカイルアに行く途中、

小雨が降る中、エマ王妃のサマーパレスに寄りました。

 

 

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スタッフの人に中を案内してもらいながら

ハワイの王朝についての簡単な説明も聞いたのですが

 

 

わたしも、友人たちも

ハワイの歴史に関する知識はほとんどなく

 

 

知っている名前と言ったら

ハワイを統一したカメハメハ大王と

 

 

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アロハオエの作者としても知られる

ハワイ王朝最後の王、リリウオカラニ女王だけ。

 

 

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スタッフの説明は、どれも新鮮で驚きの連続。

なんだかすごく勉強をした気分になりました。

 

 

エマ王妃はカメハメハ4世の妃で、

祖父はイギリス人だったようです。

 

 

当時のハワイ王たちは、皆短命で

エマ王妃とカメハメハ4世との間に生まれた王子も

洗礼前の4歳で病死

カメハメハ4世も最愛の息子の死のショックから立ち直れず

20代後半という若さで、王子の後を追うように亡くなってしまいます。

 

 

残された王妃は夫亡き後も

積極的に政治に関わっていったようですが

政治というのは、どこの世界も、いつの時代も

決してきれいなものではないみたいですね。

 

 

歴代の王たちが後継者を指名しないまま

次々に病死してしまうので

王さまを選ぶ選挙が実施されたそうですが

その選挙も、けっこうドロドロしていたみたいですよ。

 

 

ハワイ王朝について今回知ったことで

一番意外だったのは、英国王室との近さ

 

 

なかでも、

エマ王妃は当時のヴィクトリア女王と頻繁に手紙をやり取りする仲で

個人的にもかなり親しかったらしく

友人が言うには

 

 

エマ王妃ってヴィクトリア女王のマブダチじゃん!

 

 

わたしたちが疑問に思ったのは

アメリカ政府がハワイ統合をごり押ししたときに

イギリスは何もしなかったのだろうか、ということ

 

 

当時の日本政府は、

すでに日本人のハワイ移住が始まっていたため

「日系人を保護する」という名目で戦艦を派遣したそうですが

英国は「女王のマブダチ」たちを救うために

何か行動を起こしたのでしょうか?

 

 

そのあたり、サマーパレスのスタッフの説明では分からなかったし

翌日に訪れたイオラニ宮殿でのガイドツアーでは

リリウオカラニ女王の悲劇に重点が置かれていて

当時のハワイとイギリスとの関係については何も言及されていませんでした。

 

 

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          イオラニ宮殿の正面入り口

 

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             幽閉された女王が

       おつきの人たちと作り続けたクレージーキルト 

 

 

イオラニ宮殿では

日本人のガイドツアーに参加したかったのですが時間の都合が合わず

オーディオ機器を使ったセルフガイドツアーだったので

疑問に思ったことを質問できなかったのは

ちょっと残念でした。

(そういう意味でも、シャングリラのツアーはよかったなぁ)

 

 

こうしてみると、

今回のハワイ旅行、結構心残りがあるんだよね。

こりゃ、やっぱりもう一度ハワイかな?