謹賀新年 そして La La Land
明けましておめでとうございます。
元旦のオークランドは爽やかな晴天で
「風もなく穏やかなお正月です」という
NHKのアナウンサーの声が聞こえてきそうなお天気でしたが
きのうは午後から雨になり
きょうも1日降ったり止んだり
雨降りだと少し涼しくなるかもと期待しましたが
かえってムシムシと不愉快に蒸し暑くなってしまいました。
大半のニュージーランド人にとって
お正月は特別なお祝いの日ではなく、単なる夏の休日にすぎません。
クリスマス前後から長期の旅行に出ている人も多く
街の道路から久しぶりに渋滞が消えました。
雨のせいもありますが、とても静かで穏やかな休日です。
きのうは友人たちと映画を観て、お昼に飲茶を食べてきました。
1月2日の映画と飲茶ランチは仲間たちの間の恒例行事になりつつあります。
見たのは『La La Land』
ネットを見るととても評判がいいのですが
わたしは特に感動も感激もせず。
女の子たちのドレスの色とか
街の景色の様子とか
きれいな色遣いだなぁと思ったし
音楽も素敵でしたけど。
思うに、たぶんこれはヒロイン役のエマ・ストーンを
わたしが好きでないからではないかと。
なぜだかこの女優さんの魅力がわたしには分からない。
彼女の顔のアップに、
現実離れした目の大きさだなぁ、と思ったり
さすが女優、しっかり鍛えているなぁ、と
ノースリーブから出ている腕の筋肉に感心したり
前半はちっとも映画に入り込めませんでした。
正直、結構退屈で。
中盤から物語が動き始めますが
ストーリーそのものも、昔のフランス映画みたいだし、
ありきたりなストーリーを特に新しい趣向で表現しているわけでもないし。
結末も、
あぁ、そりゃ、それしかないでしょうね、てな感じで。
ラストはエマ・ストーンの笑顔でしたが
ヒロインの笑顔のアップで終わる映画だったら
わたしはアン・ハサウェイの『One Day』が一番好き。
それを思い出したら、ヒロインはアン・ハサウェイでもよかったんじゃ?
なんて思ってしまって、
ヒロインをアン・ハサウェイに置き換えて映画のシーンを想像したり。
いや、アン・ハサウェイでは少し年を取り過ぎているか~(やっぱり?)
主演女優を好きでないばっかりに
良さを理解できなかった映画でした。
ちなみに
ライアン・ゴズリングはよかったです。
ゴズリングが演じるジャズピアニストのセバスチャンが
弾き語りで歌う主題歌の「City of Stars」は素直に泣けます。