ジャケ買い
ジャケ買いという言葉を初めて聞いたとき
それが塩ジャケとは何の関係もないことに気づくまで
ちょっと時間がかかりました。
冗談ではなく、これは本当のことです。
先日、娘たちの買い物につき合ってショッピングモールに行った際
最後に、カレンダーを買いたいという次女と一緒に本屋へ
売り場に並んだぱっとしないカレンダーを一瞥して
次女はすぐに出口のほうに向かったので
日記帳を探していたわたしも店を出ようとしたのですが
次女は小説売り場の棚の前で
ジェーン・オースティンとエミリー・ブロンテの間で迷っていました。
長女は小説をあまり読みません。
彼女が読むのは「事実」を論じている本ばかり
そのあたり、JBによく似ています。
(JBは読書自体、ほとんどしませんが)
一方次女の好みはわたしに近く、フィクションが大好き。
ティーンエージャー好みのラノベと呼ばれるものばかりでなく
最近は古典もだいぶ読み込んでいるようです。
『嵐が丘』?それとも『高慢と偏見』?
と、なかなか決められない次女のそばで、
わたしはこれを発見
ビアトリクス・ポターの本は
彼女自身の精緻な挿絵で有名ですが
我が家のピーター・ラビットコレクション
ミセス・ティトゥルマウスは長女のお気に入りでした
この本のイラストはクウェンティン・ブレイク。
ロアルド・ダールの作品の挿絵で有名ですね。
ビアトリクス・ポターの絵とはかなり趣の違う
長靴をはいた猫の絵が可愛くて
即、購入を決心
ジャケ買いとはこれを言うのですね。
JBは「今さら絵本なんか買ってどうするんだ?」
と言うのですが、
この本を読んで欲しいとねだる小さい人が
わたしのところにやってくる日が
いつかまた巡ってくるだろうと
そんなことをぼんやり考えています。
さて、
本屋では「2冊買ったら1冊は半額」というセールをやっていたので
それじゃあもう1冊買いましょうと
これも買ってきました。
なつかしいペンギン・ブックス
『さらば愛しき人よ』は昔、昔に読んだことがありますが
あまりに昔なので記憶があいまい
村上春樹の新訳『さよなら、愛しい人』は未読
ならば、村上版を読む前に原文を読んでおきましょうか
と思ったのですけど
今は、年末に入った仕事の本を読むのでいっぱい、いっぱい
しばらくはプライベートの読書時間がとれそうもない。
ツンドクにならないといいんだけど