Far Northの旅 2017 その2 ~Old Oak Boutique Hotel~
今回の目的地はMangonui
マオリ語の地名なので「マンゴヌイ」というのが正解なのでしょうが
英語人のJBは「モンガヌイ」と発音します。
とりあえず、JBに遠慮して 敬意を表して
今回は「モンガヌイ」を使うことにします。
ここはJBの父方のお祖父さんが生れた地
19世紀後半、イギリスから移民してきたJBの曽祖父ジェームズさんが
馬具製造職人としてビジネスをしていた土地です。
人々の移動手段が
馬や馬車から自動車へと変わりつつある
ビジネス的には非常にタイミングのまずい時期に
JBのひいおじいさんはお店を始めてしまったようですが
わたしたちが宿泊したOld Oak Boutique Hotelの創業が
ジェームズさんがいた頃とほぼ同じという偶然
ホテルのすぐ前が海
部屋のベランダからの眺めがすばらしい
子供の頃のグランパもこのホテルの前の道を歩いたのかなぁ
なんて、珍しくJBがセンチになっていました。
このOld Oak Hotelの創業は1861年。
以来、このホテルは色々な人の手にわたって
ギフトショップになったり、パブになったりで
今のオーナーが買う前は、バックパッカーになっていて
建物もかなりボロボロになっていたそうです。
それをアメリカ人とイギリス人カップルの現オーナーが徹底的にリフォーム。
ドアと床はオリジナルのものを残したそうですが
ほかはほとんど新しくしたようです。
でも、建物の全体のクラシカルで可愛らしい雰囲気は
そのまま残ってるなぁ、と思います。
第一印象は「小さい!」でしたけど。
わたしたちが滞在したのは
3人だったので2部屋のスィートルーム。
建物の骨格そのものは19世紀に建てられたもののままなので
どれもみな小ぶりな造りですが、とにかく可愛い。
ホテルの入り口を入ってすぐの廊下
右手に二階へ続く狭い階段
部屋のクローゼットのドア
色ガラスが可愛い
この色使い、好きだなぁ。
これも、今のオーナーがリフォームするときに付けたようです。
ベッドルームからの外の眺めも
それだけで一幅の絵のようです。
今回の旅の目的のひとつは
このホテルの滞在でしたので
どこへも行かずに、ホテルのベッドに寝転んで
ずっと外の景色を眺めているだけでも
わたしは十分うれしかったのですが
じっとしていることができない、
苦痛だ、と訴える人が旅の同行者なので
2日目、3日目はかなりアクティブに動く羽目になり
ホテルでノンビリ、という時間がほとんどなかったのは
心残りというか、計算間違えたというか……
3泊目の宿泊先のようだったら
なるべく外にいたいと思ったんですけど。