ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

ニュージーランドの女性と刺身サラダ

先週

新しいパスポートを受け取りに

総領事館に行く予定があったので

 

 

シティで働く長女と時間を合わせて

お昼ご飯を一緒に食べることにしました。

 

 

長女の職場があるあたりはWynyard Quarterと呼ばれるエリアで

最近、急速に開発が進んでいる一帯

 

 

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数年前までは大きなガスタンクやサイロが立ち並ぶ

かなり荒涼とした風景の場所でしたが

大手企業が本社ビルを移転してきたり

新しい映画館や大きなイベントセンターができたり

 

 

平日はオフィスで働く人たち、休日は観光客を狙って

おしゃれなカフェやレストラン、バーなども

どんどんと開店するようになって

 

 

ちょっとびっくりするような

おしゃれなビジネスエリアになっています。

 

 

オークランド一の繁華街、クィーンストリートからは

 

たくさんの船が並ぶヨットハーバーを抜け

 

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跳ね橋を渡ると歩いてすぐです。                   

 

 

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埠頭に沿っていくつか並んだレストランの中の

1軒に入ってランチをしました。

 

 

誘いもしないのに勝手についてきたJBは

例によってハンバーガーを注文

 

 

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バンズはブリオッシュ、挟んであるのもパティではなくプルドポーク。

 さすがにおしゃれなエリアのハンバーガーです。

 

 

が、おしゃれという点ではわたしのサラダのほうが上を行ってましたね

 

 

 

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  イエロー・フィン・ツナ(キハダマグロ)のサラダ

 

最近は普通のカフェやレストランでも

表面に軽く火を通した刺身の薄切りをサラダ野菜の上に乗せた

「お刺身サラダ」風のものは出すので

このサラダもその手のものと思っていたのですが

 

これは刺身サラダというより、刺身そのものではないか?

 

ぶつ切りの大きなマグロの塊がゴロンゴロンとお皿の中央に転がり

その上に飾られているのは海苔

マグロの周りには白と黒のゴマが振ってあって

チューブのわさびがたっぷりと添えられています。

 

 

これでお醤油があったら完璧だわ。

 

 

でも、オークランドですから。

サラダですから。

 

 

マグロの上にはちゃんとドレッシングがかけてありましたよ。

ココナッツミルクの甘いドレッシングが。

 

 

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でも、食べてみると不思議なおいしさ。

ココナッツミルクとわさびがあんなに相性がいいとは

こりゃあ、大発見だ。

 

 

こういう不思議なお刺身の食べ方は

日本にいてはできないでしょうねぇ、たぶん。

 

 

窓からは海が見えるおしゃれな雰囲気のカフェでしたが

ウェイトレスさんはとても気さくで愉快な女性で

 

 

わたしたちのテーブルとキッチンの間には

引き戸になっているガラスのドアがあり

3つのお皿を両腕に器用に乗せたまま

どうやってあのドアを開けるのかと思っていたら

 

 

興味津々で見ているわたしたちの視線をものともせず

スカートをはいた足を使って器用にドアを開けてきました。

 

 

さすが、ニュージーランドの女!

 

 

料理もおいしかったし

席からの眺めも最高だし

ウェイトレスさんも楽しいし

 

 

また来ようね、と長女と意見が一致しました。

 

 

代金を払ったJBの意見は聞いていませんが

ま、聞かないでいたほうが無難でしょうか。