イギリス旅行記 その5 ~原因はJB~
JBはレンタカーのカギを
わたしはスマホを
次女はハンドバックを
それぞれ持っただけの状態で
宿であるコテージの中に入れなくなってしまったわたしたち
幸いなことに
道の向こうのお宅の女性が管理人さんの連絡先を知っており
このお宅にお住いの方
本当にお世話になりました
電話を入れて事情を説明すると
ほどなくして、
管理人さんの同居人というお年寄りの男性が
裏口の合いかぎを持って駆けつけてくれました。
やれやれとホッとしたのも束の間
男性と一緒に裏口にまわったJBがあたふたと戻って来て言うには
合いかぎがドアのカギ穴に入らないと
原因は
昨晩JBが部屋の内側から差し込んだままにしたカギ
反対側からカギが入ってしまっているので
表側からカギを差し込むことができないのです。
JB、まさかの自分の失態にしばし呆然
玄関ドアの合いかぎはないのかと男性に訊くと
管理人の女性でないと分からない、
彼女は、今、スポーツクラブに行っていて、
帰りがいつになるかは分からない、という返事。
とりあえずは、
管理人さんがひと汗流して帰ってくるのを待つしかなさそうです。
そこで、
三人してぼーっと待っていても仕方ないと思ったわたしは
次女を誘って町を散歩することに。
Chipping Campdenは中世に羊毛取引で栄えた町だそうで
15,6世紀の古いステキな街並みがそのまま残っています。
町の中心には、かつて羊毛の取引が行われたというマーケットホール
男の人が動物の毛皮を並べていたので、「展示用ですか」と訊いてみると
「いや、売り物だよ」という返事。
お土産に1枚どう? と言われたのですけど
残念ながら、ニュージーランドにはこの手のものは持ち込めません。
早朝だったのでほとんどのお店が開店前でしたが
これはステキな町に来たものだ、とワクワクしながら散歩を終えて
コテージの前に戻ると、しばらくして元気な管理人さん登場
第2幕の始まりです。