ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

ナイロビの蜂

日本のテレビで深夜に

イギリス映画『ナイロビの蜂』(原題『The Constant Gardener』)

をやっていたので観ました。

 

 

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テレビで洋画を放送するときは日本語の吹き替えが多いですが

わたしはこれがあまり好きではなく

でも、この映画は字幕スーパーだったので

主演のレイフ・ファインズの素敵なイギリス英語が楽しめました(なんちゃって)。

 

 

正義感が強く、それがときに行き過ぎてしまう傾向のある妻を伴い

アフリカに赴任したイギリス外交官が

突然の妻の死の謎を追っていく、というストーリー

 

 

スーダンで現地の少女を救おうとするシーンでは

思わず泣きそうになってしまいました。

 

 

以前に

「困っている人はたくさんいるのだから、ひとりだけを助けるわけにはいかない」

と、妻を諭した主人公が

後半でのスーダン脱出時には妻と同じような行動をとろうとし

かつての自分と同じセリフで諫められるのです。

 

 

でも

 

 

今、目の前で困っているひとりの人を助けることもできなくて

他の人々を救うことができるのか

 

 

と、この映画は問いかけているように思います。

 

 

だけどですねー、

これは、恋愛映画です。

切ないけど、甘くない、恋愛映画でした。