ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

読書感想文

 補習校の今週の宿題は読書感想文。毎年この時期に校内の読書感想文コンクールがあり、子供たちが宿題で書いた感想文がエントリー作品となります。
   
 我が家の娘たち、読書は好きだけれど、それは英語でのこと。日本語の本は国語の教科書を読むのも一苦労という日本語力。
 毎年この読書感想文には親の私も苦労させられます。あまり量が多くなく、内容も易しそうな本を選んで読ませ、感想を聞くと「よく分からなかった」。仕方なく子供たちと頭を突きあわせて、読めない漢字、意味の分からない言葉などの説明をしながらもう一度読んでいき、では感想を書きましょう、ということになると、今度は「何を書いていいのか分からない」。
 結局は私が言ったことをそのまま子供たちが原稿用紙に写すだけの、誰の感想文か分からないものになってしまう、という有様。親の私も具体的にどう教えたら娘たちが自分で書けるようになるのか、そのあたりが分かっていないので、毎年親子でフラストレーション!の感想文でした。
 で、今年はそういう状況を打破すべく、まずは感想文の書きかたを教えてくれるサイトでもないかと「読書感想文 書き方 小学生」でググッてみたら、出ました出ました、37,000件もヒット。感想文の書き方を教えるハウツー物の本も出版されていて結構売れているらしい。考えてみたら日本は夏休み。日本の小学生(とその親)たちにとっても読書感想文は頭の痛い宿題だったのですね。
 驚いたのは、「レディメイド」の完成した感想文が掲載されていてそれを自由にコピーして使えるというサイトがあったこと。このサイトの感想文をコピーし「自分が書いた感想文」として学校に提出する子供たちが本当にいるのでしょうか? 学校の先生がそれを見抜けないなんてことも?
 さて、私も何とか役に立ちそうなサイトを見つけ、今夜はそこに書かれていたことを実践してみようと考えています。でもそのサイトに書かれていた「心得」。

  コンクール作品を狙うなんてもってのほか。 

    ……ハイ、そうですね……。