ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

名古屋もいいかも?

 名古屋大学では留学生のための特別プログラム(International Program)を来年の10月から始めるそうです。今日の午後オークランド補習校で行われた説明会に私も行ってきました。

          

 日本からいらしたという担当の方の説明を聞いた印象を一言で言ってしまうと
               非常に興味深い
 こうしたプログラムは日本の大学では初めてではないでしょうか?
 日本の国籍を持たない(つまり外国の)学生を対象にしたプログラムなので講義はすべて英語で行われるそうです。と言っても「日本語」を学ぶコースではなく(希望すれば第二言語として日本語を学ぶことはできるそうですが)、化学や物理学、政治学や法律などを「英語で」学ぶというプログラムです。
 外国の学生が対象といってもいわゆる帰国子女もその枠に含まれるということで補習校の生徒たちも受験資格があります。もちろん我が家の娘たちのような立場の生徒たちも。
 長女は15歳ですが、かなり以前から「日本の大学に行きたい」と言い出しています。海外に暮らす子供たちが日本の大学で学びたいという場合、これまでは方法はふたつ。

  • 地元の大学に入学し、その大学が提携している日本の大学に交換留学生として留学する。
  • 日本の大学を帰国子女枠で受験する。

これに3つめの選択肢が加わることになります。
                選択肢は多いほうがいい。

しかも!!

帰国子女枠で受験する場合は日本語力が問われます。詳しいことは知らないのですが、受験科目には日本語でのエッセイ(作文)などもあるようで、最近はオークランドにも帰国子女枠受験に備えるための塾などもできているほどです。ところがこのインターナショナルプログラムの選考は書類審査(高校での成績、全国統一テストの結果、英語のエッセイ)と(英語での)面接のみ。これはウチの娘のように日本語にあまり(かなり?)自信がない子供にとっては大きな強み。
 長女はまだ15歳なので大学進学はまだ少し先。日本の大学に行きたいとはいっても、そこで何を学びたいのか、まだはっきりとしたビジョンがあるというわけでもなさそうです。日本の大学で4年間学ぼうというのならそれなりの覚悟も必要。
 でも今日の説明会での話はとても魅力的ではありました。仮に娘が日本の大学に行くとしたって、名古屋はないわよねぇ、と思っていたんだけど、ちょっと心が動いたりして。名古屋もいいかも?