ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

黄色い花とがんばれアポロ君

      近所のあちこちでコーファイ(kowhai)の花が満開です。

       

 マオリ語の黄色を意味する名前の通り、きれいな黄色の花です。
 ニュージーランドの在来種で、クリスマス時期に真っ赤な花を咲かせるポフトゥカワ(pohutukawa)と並んでニュージーランドの代表的な木です。

 


 私はどちらかと言えばポフトゥカワよりもコーファイのほうが好き。その理由のひとつに大好きなトゥイ(tui)という鳥の存在があります。


 

 

 トゥイもニュージーランドの在来種で、大きさはハトより一回り小さいくらい。全体的に青みがかった黒色という地味な色味ながら、胸元に小さなポンポンのような白い飾りがあって、なかなかおしゃれ。特徴のある甲高い声で鳴きます。
 このトゥイ、コーファイの花の蜜が好きらしく、今の時期はコーファイの木には必ずといっていいほどトゥイの姿が見られます。でもなかなか写真は撮らせてくれなくて……カメラを向けるとすぐに飛んで言ってしまいます。


 薄寒い日や雨降りの時には決して姿を見せない鳥なので、朝まだ早い時間にトゥイの鳴き声が聞こえると、「きょうはいいお天気になるぞ」とうれしくなるんですね。その日の天気で気分が変わるお天気屋の私はお天気鳥が好き。
 トゥイのエサは花の蜜や果物なので、そういった木がない我が家の庭には来てくれません。おいしいフィジョアの実なんて、きっと大好物だろうなぁ。


        がんばれ、アポロ君!