長女の隠し技
日本語補習校の調理実習で作ったクレープがよほどおいしかったらしく、長女がウチでも作りたい、と言い出してみんなビックリ。
長女が料理に興味を示したことなど今までほとんどありません。
女の子がよくやりたがるような人参の皮むきやケーキ作りの手伝いとか、スープの味見とか、そういったことにもまったく無関心。
卵とベーコンを自分で焼いて朝食を作るようになった次女と対照的。
もちろん、せっかくの長女のやる気に水をさすつもりはありません。夕食後のデザートにクレープを焼いてもらうことにしました。
さっそく次女を呼びつけて「砂糖を出せ」だの「粉を用意しろ」だの、横暴な姉貴ぶりを発揮。
生地を混ぜるのは妹の役目。でも、クレープを焼くという「おいしいところ」はやらせてもらえません。
思いのほか、フライパンを扱う手つきが様になっている長女。クレープをぽ〜んと宙に放り上げてひっくり返すという大技まで見せてくれました。うまいじゃ〜ん! とほめると「ガールズ・ガイズのキャンプでよくやったからね」と。え、そうなの? 知らなかった。
料理に興味を示さない=料理ができない と思っていましたが、長女の場合、料理をやる時間がない(ほかにやりたいことがいろいろありすぎる)ということのようです。いずれは一人暮らしをするようになるでしょうが、この分なら必要になればそれなりのことはできそうな様子です。
できあがったクレープにアイスクリームを添えてメープルシロップをかけてみんなで食べました。とてもおいしく、楽しいデザートになりました。