ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

眠れない夜

 月曜日の午後に発熱した次女。結局金曜日まで学校を休みました。軽い風邪と思っていたのですが、どうも様子がおかしいので木曜日にGP(医者)に連れて行き、やはり風邪ではなくなんとかという細菌に感染してノドがひどい炎症を起こしていることが判明。抗生物質を処方してもらいました。 
 木曜日の夜は、やっと少し夕飯を食べたかと思ったらすぐに全部吐いてしまったり、熱のせいで幻覚を見るのか、夜中に何度も起きだしてわけの分からないことを言って泣いたり、本人もつらかったでしょうが、私もほとんど眠れず。
 こんなふうな「眠れない夜」は、子供たちの成長につれて回数が少なくなり、今回は本当にひさびさ。もしかしたら1年ぶりくらいかも? 子供たちが小さいときは私も若かったわけで、少々の寝不足も何とか乗り越えられましたが、さすがにこの年になるとちとつらい。
 本人は薬が効いてきたらしく、朝になるとかなり元気になっていました。午後には「お腹がすいた」と言い出し、むいてやったリンゴをぺロリ。やれやれ、と安心したら、ものすごい睡魔が襲ってきて……。夕飯の支度を始めるまでソファで久しぶりに昼寝をさせてもらいました。
 翌日の土曜日はさらに元気になり、DSで遊んだり、長女の部屋に行って昼近くなのに爆睡状態の長女にちょっかいを出したり、とすっかりいつもの次女になっていました。
 午後になって
 
         おかあさ〜ん、たいくつぅ〜


と言い出した時は「これで完璧に治ったね」。
 まだノドの炎症は完全には治まっていないようですが、月曜日は学校に行かせても大丈夫だろうと思います。
 娘たちがちいさい頃、世の中で一番怖いのは子供たちの病気、二番目に怖いのが自分の病気、と思っていました。長女が15歳、次女が10歳になっても、それはまだ変わりないような気がします。これから先は、彼女たちが成長するにつれ、先日とは違った理由で「眠れない夜」を経験することになるのかもしれませんが……。






GPで処方してもらった薬
「take with food」と書いてあるので次女は律義に食事を食べながら飲んでいます。