ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

ウチ猫

             ひきこもりというのは
     外の世界の人々とうまく折り合いをつけることができなくて
       人との付き合いを恐ろしいものと感じてしまう
       そういう人たちのことを言うのだろうと思うのです。




               だから、
            外で人と会う必要を感じない
            家の中で楽しく暮らせるので
           あえて外へ出ることをしない人は
          ひきこもりとは言わないんじゃないかと





          たとえばハリウッド映画によく出てくる
            典型的なコンピュータ・オタク




            自宅の地下室やガレージが
         完璧なコンピュータルームになっていて
      コンピュータシステムを通じて世界中に友だちがいる



   

   それならわざわざ(物理的に)外に出かける必要はなんじゃない?





       そんなことを言うと、森田健作風の熱血人から


             それは不自然だ!
 人間は人とふれあってこそ人間なんだ!!


      なんて大声でお叱りを受けてしまいそうだけど





            実はわたしもおうちが大好き
          (JBはわたしを「ウチ猫」と呼びます)





            外出はあまり好きじゃない





        最近はオークランドもすっかり暖かくなって
         晴れた日はとっても爽やかで気持ちいいい




               そういう日は



       こんないい天気にでかけたりしちゃ
           もったいない



               と思ってしまう





             そういうステキな日は
             台所のテーブルに座って
             ボォーッと青空を眺めるか




   
おもしろい本と読書用のメガネ(老眼鏡です、早い話が)を持って
      座り心地のいい椅子にどっかりと腰を落ち着けるのが
              なんたって一番です。





     図書館で偶然見つけたアメリカ人女流作家の推理小説
     猫が登場するミステリーならおもしろくないはずがない




      これでまたしばらくはウチ猫の日々になりそうです。