ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

Midnight in Paris

    久しぶりに友だちと映画を観てきました。



     ウッディ・アレンの『Midnight in Paris』です。







なぜかウッディ・アレンの映画は難しいと思い込んでいて
        ずっと観たことがなかったのですが、



         去年、スカーレット・ヨハンセンが
  お尻も頭もチョー軽いジャーナリスト志望のアメリカ人女学生で
     ヒュー・ジャックマンがステキな英国貴族という
       イギリスが舞台の映画をDVDで観て




     題名は忘れちゃったんだけど、けっこうおもしろくて
    ウッディ・アレンておもしろいじゃーんと思ったのでした。



   この『Midnight in Paris』は評判もかなりいいようなので
         かなり期待して観に行きました。




          うん、おもしろかったです。



  
   主役のオーウェン・ウィルソンはあんまり好きじゃないですけどね。





  主人公のギルはフィアンセの両親に会うためにふたりでパリを訪れ
        そこでパリに惚れ込んでしまいます。
    結婚したらパリに住もう、なんてフィアンセに言い出すくらい




          でも、フィアンセのほうは
     安定したアメリカでの生活を捨てる理由が分からないゎ
            とあくまでも現実的
         (う〜ん、分かるなぁ、その気持ち)



    パリ、それも雨降りのパリが世界で一番美しい、なんて
         徹底的にロマンチストのギルと
     なんでわざわざ雨に濡れなくちゃいけないのぉ?
         とこれまた現実的なフィアンセ
        (う〜ん、やっぱり分かるなぁ)



          作家志望のギルにとって
      現代のアメリカはなんの魅力もない場所で
  1920年代のパリこそがゴールデンエイジだと思っている。
 



  その憧れのパリでその憧れの時代の人々に出会ってしまったギルは




       あの後どうなってしまうんでしょうねぇ?




ところで、ヘミングウェイがパリにいたことがあるなんて知りませんでした。
   そのヘミングウェイがスコット・フィッツジェラルドの妻で
 作家でもあるゼルダ・フィッツジェラルドと仲が悪かったなんてことも。




   映画を見るたびにまたひとつ利口になった気分になるわたしでした。