あの日を忘れない

東日本大震災の日から1年が経ちました。

あの日、
津波が家々を飲み込んでいく映像を
テレビの前に突っ立ったまま呆然と眺めていたことを
今でもよく覚えています。

1年が経ったということで
先週末の新聞に震災関連の記事が掲載され
テレビニュースでも特集を組んでいました。

　　　　　　　　　　　　　Weekend Heraldの記事

　　　　　　　　

　日本赤十字が日本政府の復興対策の遅さを批判しているという内容でしたが

　　　　　　　　　　　こちらは福島の原発関連

　　　　　　　　　

きょうは総領事公邸で
レン・ブラウン　オークランド市長も列席して
追悼記念式典が行なわれました。

式典の最後に
赤十字社が製作した震災のビデオが上映されたのですが
冒頭に、あの、津波の映像が流れてきて、
思わず目をつぶってしまいました。

あの津波の映像を見ると
今でも、心臓をぎゅっと鷲づかみにされたような
苦しい気持ちになります。

この先も、あのシーンを忘れることはないのでしょうね。

忘れてはいけないのでしょう、きっと。

でも、
過去を忘れないことと
過去に囚われることは、別物と思うのです。

遠く離れたニュージーランドからでは
想像もつかないような、さまざまな問題が
まだまだ山積みになっているのだろうと思います。

それでも
前に進まなければ。

あの日は忘れない
でも、あの日を振り返らない

そんな風に感じた
記念日でした。