ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

ハチビキ

きょうはJBのお誕生日なので
JBの両親、クリスティン夫婦とわたし達の6人で
ランチに行ってきました。



行先は、念願かなってあの上海レストラン本店



雪菜入りの麺、小籠包、小形肉まん




と、ず〜っと食べたかったものを全部注文



JBのお母さんやクリスティン達はその他にも
炒飯や上海麺やスペアリブの煮込みや
色々と注文していましたが



わたしはひたすらこの三つをせっせと食べて



満腹、満腹。



食べるのに一生懸命で写真を撮る(心の)余裕がありませんでした(?)



このレストランがある地域は中国人が多く住んでいるので有名で
ドミニオン・ロードと同じような雰囲気のエリアです。



この辺りに来たときはいつも



中国系の肉屋さんで豚肉を大量に買い込み
中国系の八百屋さんで大根や白菜といった普通のスーパーでは買えない野菜を購入し
中国系のスーパー(チャイマと略します)で餃子の皮やお豆腐、油あげなどの、
これまた普通のスーパーでは買えない食材を買って帰ります。



今日はあまり時間がなかったので
八百屋も肉屋もチャイマも行けなかったのですが



その代わりに魚屋に行きました。




スーパーでは魚は切身になっているのが普通で
日本のような尾頭付きはほとんど見かけませんが
ここの魚屋は丸ごとの魚がたくさん並んでいて
どれもみんな生きがいいものばかり。
「Sashimi Grade」なんて表示のものもあります。



重さを測ってもらった後に
店の奥に行って魚をさばいてもらいます。
「皮はつけといてね」とか(NZでは鮭以外の魚は全部皮は引いてしまいます)
「はらわたを取ってきれいにして」とか
切身にするだけでなく、いろいろ注文してもちゃんとやってくれます。
わたしが頼むと必ずと言っていいほど
「頭と骨、持ってく?」と訊かれるのですが(もちろん「Yes!」と答えます)
きょうはJBだったせいか、頭と骨はとっとと捨てられちゃいました。
魚の頭や骨を食べるのはアジア人だけなのでしょう。



きょう買ったのはruby fishという魚



初めて聞く名前で、買うのもちろん初めて
きれいな赤いお魚で、キンメかと思ったのですが少し違います。



白身?と訊いたら、魚屋のお兄さんが
「No, pink」と言ったのですが、ほんとにピンクっぽい色の身でした。



家に帰って調べてみたら
ruby fishは日本語ではナンヨウハチビキというのだそう。



さらに、ハチビキは漢字では「葉血引き」
想像するにナンヨウは「南洋」だろうと。



「血引き」って字面からはちょっとおどろおどろしい感じがしますが
きっと魚屋のお兄さんが「pink」と表現した
あのお魚の身の色から来ているのでしょう。




味はと言うと
おいしかったです。軽すぎず、といって脂っこくもなく。
ただ、火を通しすぎるとパサパサした感じになるかもしれない。
その辺はちょっと要注意ですか。




ネットで見るとお刺身や握りずしでも美味しいらしい。
きょうはフライパンで焼くだけの簡単料理でしたが
(長女が調理担当だったので)
あのお魚屋さんのものはいつも新鮮だし
こんどはお刺身で食べてみたいなぁ、と思っています。



昨日からの雨が上がった午後
我が家の庭にトゥイが来ていました。








胸元の白いポンポンと光の加減で青緑にも見える黒のボディがおしゃれです。