ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

小籠包をめぐる冒険

きょうはJBの買物につき合ってハウィック(Howick)方面に行ったので
お昼ご飯は例の上海レストランに行ってきました。



         




ドミニオンロードにあった支店の店員さんたちは
若い人たちだったせいか、それなりに英語が通じたのですが
こちらの本店の店員さんたちの英語はかなり怪しい。




以前JBが予約を入れようと電話をしたら
中国語で「#$%*&!!」(つまりJBには理解不能だった)と言われ
一方的に電話を切られてしまったそうな。





         


        店内のスペシャルメニューもすべて中国語だし




でも、
もう何回も通っているし、食べたいものも分かっているから大丈夫。





それに、テーブルの上のメニューには
中国語の料理名の横に英語の説明があって、それぞれ番号が付いています。




いつものように雪菜入りの麺と小籠包を、メニューの番号を指し示しながら注文。




ところが、
中年の女性店員が小籠包の代わりに持ってきたのは
焼きまんじゅうのような料理。




JBがメニューの番号を示して「これを注文したはずだけど」と言っても
店員さん「Year, changed, changed!」と言うばかり。




わたし「で、何だって?」
JB「よく分からない」




困惑するわたし達のテーブルの横を
店員さんは知らん顔をして通り過ぎていきます。




やっとのことで捕まえて「39番(小籠包の番号)を注文したんだけど」と
繰り返すと、店員さんはまたも「Yes, we changed!」




よく見ると、
以前は小籠包と書かれていた39番の料理名の上に白い紙が貼られ
そこになにやら手書きで中国語(何と書いてあるのかは分からなかった)が。
どうも、39番は小籠包ではなく違う料理に変わっていたようです。
でもその横の英語の説明は以前のまま。
中国語が分からない客の存在をみごとに無視しております。




が、そんなことより小籠包が食べたい!




小籠包を注文するにはどうしたらいいのか?
小籠包は中国語で何と言うのか?




そこで、以前ドミニオンロードで小籠包を注文した時に
店員さんが注文を復唱していたのを思い出して




           シャオロンパオ




と言ってみたら、店員さん、
「あ〜、シャオロンパオね。でも、これ(と間違って持ってきた料理をさして)もおいしいよ。これを食べたら?」





実を言えば、確かにおいしそうだったのです。
面倒だから、きょうは小籠包はあきらめて
この焼きまんじゅう(のようなもの)を食べてもいいかな
なんて、ちらりと思ったりもしたのですが




なにせ気持ちはすっかり小籠包モードです。





結論から言いましょう。
すったもんだの末、わたしたちは小籠包ゲットに成功しました。



         



        肉汁たっぷりの小籠包。おいしさもひとしおです。



         




参考までに
小籠包は39番から何番に変更になったのか訊いてみたら
41番という答え。



    

        メニューの41番には

  上海春巻 Shanghai Spring Roll




41番を注文して春巻きが来たらきっと悲しいから
今度このお店に来たときは大きな声で



       シャオロンパオ!




と言ってみることにしよう。