ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

季節の色

毎週木曜日のコーンウォールパークのお散歩は
歩きながらの友だちとのいろいろなおしゃべりや
歩いた後のおいしいお茶も、もちろんとても魅力的ですが




公園の中のたくさんの木々や花たちを眺める楽しさも
大きな魅力のひとつです。



          




          




先週は桜並木の紅葉がとても見事だったので




今日は少し早めに家を出て
ウォーキングの前に写真を撮るつもりでいたのですが




この1週間で桜の木はすっかり葉を落としてしまっていました。


         





          でも、イチョウの黄葉は今が盛り


      




与謝野晶子が


          金色のちひさき鳥の形して




と詠った、鮮やかな黄金色をしたイチョウの葉が
風に吹かれてヒラヒラと舞い落ちる様子はとても優雅です。



         



ちなみに、
端っこに写っている中国人ご夫婦は銀杏を拾っている模様。




中国語のこんな看板もあります。


         




去年は英語の看板も出ていて
「木に登って銀杏を採らないでください」
という意味のことが書いてありましたが





今年の看板は漢字のみ。
字から推測すると
「地上に落ちているものだけを拾うように。木の枝をたたかないでください」
という意味のような気がします。




銀杏は秋のめぐみ
白人にはおいしさが分からないようだし
せっかくの銀杏を無駄にするのはもったいないと思うけれど。




黄葉の真ん中にこの看板は似合わない。
中国の人たちのたくましさに敬意を表しつつも
(こういう看板が毎年出てもちっともめげていないところがすごい)
ちょっと遠慮してくれてもいいかもね、と思うのも事実。





それにしても、
この無粋な看板を見ると
秋だなぁと思ってしまう不思議。




お散歩コースの途中には
毎年春になるとたくさんの水仙が咲き誇る道があります。
もうかなり葉が出てきています。




        
  



          ちらほら花も咲き出していました。




          春には春の、夏には夏の、秋には秋の

        そして冬にさえも季節の色はあるものだなぁ、と




週に一度の公園のお散歩は
そんなことを感じさせてくれるものです。