ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

ラグビーよりあんみつの夜

ゆうべはウォーキングの仲間たちと晩ご飯を食べに行きました。





場所は知り合いのヒロシさんがオーナーシェフの和食レストラン




小さなお店ですがオーガニックを前面に出したメニューで
なかなか評判がよく





   ディナーは予約しないと食べられないよ
                           (ヒロシさん談)




という人気ぶりだそう。




わたしたちの料理はヒロシさんのお任せでお願いしたのですが
中年女性のグループに合わせた野菜・魚中心の軽めのメニュー




鯵と鰯の握りずしが出てきたときは




オークランドで生の鰯が食べられるなんて!




とみんな感激で涙ウルウルもんでした。




「軽め」と言っても、そこは女性グループですから
あんみつとモッフル(お餅のワッフル)でデザートもしっかり



仲間のひとりが餡子が苦手なのを覚えていてくれて
彼女の分だけ餡なしのミツ豆にしてくれる心配り




このあたりが人気の秘密かもしれませんね〜。




ヒロシさんのこの店は
ラグビーの殿堂イーデン・パークからそう遠くありません。




イーデン・パークと言えば
数ヶ月前のあの悪夢の夜を思い出しますが
実は昨夜もオールブラックスの大きな試合が行われていました。




幸い、今回は情報が早く入ってきたので
早めに家を出て渋滞を避けるルートを通って
全員無事、予約時間に到着しました。




デザートを終えて香ばしい蕎麦茶を飲んでいると
店の外の通りをぞろぞろ歩く人が増えてきて
あぁ、試合が終わったな、と分かりました。




帰りの人たちで道が混んでいるだろうから
もう少し時間をずらして出ようか、などと話していたら
外を歩いていた若いオールブラックスファンが
突然、店の窓ガラスに顔を押し付けて
喜色満面の顔でハカを踊り




  



       (これがハカ。真ん中はキャプテンのリッチーさん)





             ウォ〜ッ



というような奇声を上げていきました。



それを観ていたわたしたち




      いいねぇ、若くって……




                    とため息




昨夜の試合はトライが両チーム合わせて1回だけというつまらない試合
(22対0でオールブラックスの大勝)
それでも贔屓のチームが勝ったくらいで
あれほどあけっぴろげに大喜びできるのは
若さか、バカさか……。




友人たちはわたしとは違ってラグビーの知識もそこそこあり
テレビでラグビーの試合を観戦することもあるようですが




それでも



ラグビーよりおいしい食事
オールブラックスよりあんみつ、です。