ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

怖い話し

生け花の仲間のひとりに
フラワーアレンジメントを仕事にしている人がいます。




レストランやイベント先でアレンジメントのお花を活ける他に
フラワーアレンジメントを教えるクラスも持っています。




彼女はベテランの部類に入るのだと思いますが
こうしたことを仕事にしているのは
もちろん、彼女だけではありません。




最近では若い日本人で
フラワーアレンジメントを職業とする人が
オークランドにも出てきているようです。




そういった人のひとりが
自分のブログの中でわたしの友人を中傷するようなことを書いたのだそうです。




気になったので、
わたしもそのグログを覗いてみました。




友人を特定できるようなことは何一つ書かれていません。




書かれていたのは数字。




どうやら友人がやっているフラワーアレンジメントのコースの値段らしく




大きなフォントの数字の後に



よくもまぁ、こんな高いお金取るもんだわ
よっぽどすばらしいことを教えてくれるんでしょうねぇ
わたしも一度行ってみたいわ
(グログに書かれていた通りではありません)




といったような内容が
ちょっとふざけた調子で書かれていました。




それだけなのですが・・・・・・




読んだ友人はすぐに自分のことだと分かり
かなりショックを受けたようです。




いつも明るく前向きな人で
わたしは会うたびに元気をもらっているのですが
(時々おからももらいます)




その彼女がいつになく萎れているのを見ると
なんだかムラムラと腹が立ってきてしまいます。




ブログを書いた人は深い考えがあったのではないのかもしれません。
金額にちょっと驚いて、ウワッ高いな、と思った
それをいつもの調子で書いたにすぎないのだろうとも思います。
(ブログ全体がかなり軽い調子の文体でしたし)




でもそのブログのせいで傷ついてしまった人がいるのも事実です。




具体的なことは何一つ書いてないし
読んでも何のことか分からないだろう、と思ったのかな。




だけど、読む人が読めば分かるのよ。



しかも、オークランドの日本人コミュニティの狭さを考えたら



ブログの彼女の軽率さは責められても仕方ないかも。




怖いことだなぁと思います。
何の気なしに書いた自分の一言(や二言)で
傷つく人や腹を立てる人がいる。




しかも、自分はそれを知らない。




インターネットという形のないわけの分からないシロモノは
(わたしなんぞ、いまだにその仕組みも理解できていない)
軽い気持ちで手を出してはいけないものなのかもしれない。





このブログを始めた動機は日本語を書く勉強。
(思っていることを正確かつ的確な文章にするのは想像を遥かに越えて難しいことです)




それから、
普段なかなか会えない日本の家族や友人に向けた近況報告のつもりでもありました。




でも、ちょっと色気を出して一般公開としたために
ブログを始めて2年と少しが過ぎた今
わたしの知らないたくさんの人たちに
このブログを読んでいただいているのが分かります。




だから、今、わたしが書いている、この文章だって
わたしの知らない誰かを傷つけているのかもしれない。
その可能性がゼロだなんて、確証はどこにもない。





そう思うと、キーを打つ指先が震えるような恐怖を感じるのです。




どうすればいいのでしょうね・・・・・・?




これについてはこれからもちょっと真剣かつ慎重に考えていきたいと思っています。





グラブワンでフルーツのセットを買ったら
完熟寸前のキーウィーフルーツばっかり山盛り入ってた。
安いのはいいけど、これだもんねぇ。
仕方ないからキーウィフルーツのソースでも作りましょうか。