ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

他人の不幸は蜜の味

・・・・・・というタイトルのコメディドラマが昔ありました。




本性は結構イヤなヤツのわたしは
「ケケケ」と笑いながら毎回楽しんで観ておりました。
(ような記憶がある)




といっても
わたしもごく普通の真っ当な人間ですから
(と本人は思っておりますが)




自分にとって大事な人や身近な人たちの不幸は
蜜の味どころではありません。




一方、
自分とは縁のない人々、会ったこともないような人たちに起こった不幸
たとえば新聞やテレビニュースで知る事件や事故は
思い切って入ってしまえば「他人ごと」
「お気の毒に」とは思っても
「ケケケ」とほくそ笑んでしまえるほどに
現実味のあるものではありません。




(ニューヨークの9−11や東北大地震とその後の津波は例外中の例外。あの映像をテレビで観たときに感じた心が恐怖で震えるような気持ちは言葉では言い表すことができません)




ではどういう人たちの不幸が「蜜の味」なのかというと




たぶん、
知っているけど、親しくはない人
そして特に好意を持っていない人




こういう人たちに起きた
小さな不幸が一番「おいしい」のかも




ネットで調べ物をしていると
時折、知り合いのブログに行き当たったりします。




友人と言えるほどの関係ではないけれど知り合いではあり
会えば挨拶したり、ちょっと世間話くらいはする人




だから、ブログに本名がかかれていなくても
あ、あの人だ、と分かっちゃう。




で、そのブログに「ちょっと落ち込むこと」なんかが書かれていると
これは「ケケケ」ですね。




なので、
知り合いのブログだと分かったら
それ以降はそのブログには近づかないようにしています。




だって、ねぇ?




ブログというのは日記ですから
読めば書き手の日々の生活が分かってしまう。
まったくの赤の他人やセレブの生活なら現実味も湧かず
小説を読んでいるのと同じようなものですが



それが結構近しい人の生活だったら・・・・・・




女性週刊誌のゴシップ記事よりスリリングで生々しい




知人の生活を覗き見しているような
非常に居心地の悪い気分になってしまうのはわたしだけでしょうか?




もしも
しょっちゅう会っているような知り合いで
わたしのブログを読んでいるという人がいたら
(そしてこれを読んでいたら)



どうか知らん顔をしていてくださいませ。




だって、照れくさいじゃないかぁ〜。





     



       ピンクの花瓶に春色を活けてみました。
      チューリップはかたちを作って入れておいても
         少し経つと茎をギュ〜と曲げて
      明るいほうや好きなほうに首を向けてしまいます。
       なので、これは「好きなほうを向いてて頂戴」と
         チューリップ任せで生けてあります。
          (こういうのは邪道です、たぶん)